トップ > コラム&ノート > 正しい防具の使い方!?


と思ったけど、「正しい」は言い過ぎなので、「とある一つの使い方」てことで・・・あえて写真は少なめ。

大学少林寺拳法部スレッドより
429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:04/10/31 18:37:43 ID:hwL5HRow
しかしニューフルフェイスなんかかぶったら、顔面パンチに
ウェービングとかダッキングとかが使いにくくてあまり実戦的でない気が・・・。

武道家は軽んじるけど、顔面パンチにはやっぱり頭振って避けるのが一番だよ。

大学少林寺拳法スレッド3より
695 名前:名無しさん@一本勝ち[] 投稿日:2005/12/06(火) 09:02:37 ID:j8ZOgaoS0
てかなんで少林寺のフェイスガードってあんな変なの使うんだよ。
普通に北斗期とかのぱくればいいのに。あれ変にクビがぐらぐら、間合いわかりにく、でテラウザス。

696 名前:名無しさん@一本勝ち[] 投稿日:2005/12/06(火) 11:22:58 ID:Q08tVHPP0
>>695
すぐにズレるのは衝撃を逃がす為、
ガチガチやるための防具じゃなく、法形とか一瞬の攻防をイメージした公式ルールで使うものかと。
ガチガチやるなら他の面使えばいい(公式試合はできないけどね)

ただ説明少ないね。

  賛否両論を呼びまくっている公式セーフについてです。丸廉オフ会でも何度か運用法と一緒に試してみました。また色々な人から話を聞いています。そんなこんなで、現在丸廉内ではあまり公式セーフは用いられなくなっています。私自身も、公式セーフは乱捕りにはあまり向かないと考えているからです。乱捕りには向かない? 運用法用? なんのこっちゃですな。乱捕り=運用法ではないから当然ですが、ちゃんと区別はついてますかな???

 格闘技界を見回してもなかなか特殊な防具です。どのように使えばいいのでしょうか。なお独自の防具を持っている流派結構あります。空気を入れてかぶるという面白い防具も見たことがあります。


防具指南兜編
長所(あくまで比較的)
  • 当てやすい
  • 視界がよい
  • 曇らない
  • 呼吸が楽
  • 脱着が極めてやりやすい
  • 攻者にも優しい
  • 手刀も打ってよい
  • ショックはよく吸収してるほうだと思う,中のクッション換えれるらしい
短所
  • でかい(当たり易さと持ち運びにくさ)
  • とにかく高価
  • 派手な音(利点?)
  • はっきりいって留め具の強度(寿命)がごっつ心配
  • ガードができてるか判断できない。
  • 結構重く、首が座ってないとクラクラする。
  • 顎を引くとぶつかってしまう。
  • 攻撃が浅くて通常届いてない攻撃も余裕で当たる.

この防具は当てられるための防具と認識すること。
以下は私が聞いた方法が混じってます。公式かどうかはしりませんw

使用上の注意点 こんなもん本部サイトに書いといてくれよ!!
  • 素手で用いること。
     基本的にこのセーフは素手専用です。つまり拳サポ等は着けてはいけないことになっています。これは公式セーフが元々クッションが大きいことに加えて拳にクッションをつける事でさらに脳が揺れやすくなるため…とか聞きましたが本当のところは知りません。ただし拳の擦り傷などを防ぐために付属のバスガイド手袋や軍手の着用は良いらしいです。
  • 当止め専用。
      セーフのとはいえ、ぶっちゃけこのセーフは防御力があまりありません。当て止め専用です。何件か防壁がグニャと曲がって鼻血に至ったケースを聞いています。
      もともと上段に対する攻撃というのは大変危険なもので、ほとんどの流派が当止めを建前としています。とある流派は面を頑丈にし拳サポを薄くすることで、「手が痛い → 当止めにせざるを得ない」という選択をしたところもあります
    (試合時ではあまり有効に機能していないとの噂も)。またいくら面を丈夫にしても首に対する衝撃はどうしよもありません。また振突・鈎突などの側面からの攻撃は、どんな面でもより首へ衝撃が来ますのでご用心。やっぱり顔面打抜は危険なのです。つまり使える…
      ルールを守れない拳士・首も鍛えてない拳士と稽古する場合は各自気をつけてください
    (-∧-;) ナムナム

付け方・外し方
  1. まずのマジックテープの長さを調節します。
  2. のマジックテープを確りと締めます。
  3. 最後に真ん中のマジックテープを確りと締めます。
  取る時は、下(2)のマジックテープだけを剥がせば外せます。全てのマジックテープを外す必要はありません。上や真ん中のマジックテープは装着する人が変わる時のみ再調節すればいいようです。結構着脱は早く行える面です。


使い方
●胴と併用する
  形を見てわかることですが、このセーフは頚部への手刀攻撃を可能としています。その為に大きな防壁が付いているわけですがもう一つ効果があります。写真のように胴の上に置くことによって、上段攻撃の衝撃を胴体方面に拡散しています。ですから二重胴と併せて用いるとより効果的です。
 んで、
  1. まず被って突いてもらう
     このセーフはかなり特殊な感覚ですので一度突かれてみないと強度の感覚がつかめません。
  2. 突いてみる
     思ったよりも軽い突で派手に音が鳴ります。逆に音だけで実際にはまったく届いてない効いていない突といのも実感できると思います。ほんとに感覚が特殊です。

二重胴高くて買えません。嫌いだし

  国際大会(2005)の審判の中には、被ったことないんじゃないかという人も沢山いました、実際はどうか知りませんが。音が派手なだけで取ってしまう屁タレ審判を何とかしてくれ!! 何度も着けて体験してみないとダメです。




615期生のオススメ  乱捕りでは使うな、法形で使え!!
●乱捕りには使いたくない
  皆さん内心感じてると思いますが・・・でかすぎる!!
  • 繊細な避けができない!!
  • 実際の顔面よりも大きく迫り出し過ぎている!!
     当たらないはず?の攻撃が当たっちまう!! やっぱりこれは腑に落ちないし、自由攻防の稽古としては致命的だ!!
  • てか、防御力がたりない!!んじゃないか?
      自由攻防の中で使うには万人向きじゃない!! 技術的にも精神的にも当止めできない人間と自由攻防でこんな防具怖くて使えるか!!

●でも高いモノをせっかく買ったのに・・・・法形で使え!!
と試験
  読んで字のごとく、法形で使いましょう。これならば自由攻防よりもいくらか落ち着いてるでしょうから当止めも・・・できるよな!? それに…
  • 何故法形なのか
      それは当身をきっちり使ってほしいからです。このセーフの特徴には、「
    視界がいい!!」というのがあります。このセーフが私の道場に届いた日、うちの副支部長は言いました…「スゲェ!!目打が飛んでくるのを始めて見た!!(・∀・) これです。
  • 当身です。
      ここからは防具の話からやや外れてしまいますが、当身の話です。皆さんちゃんと当身を法形で使っているでしょうか。多くの場合決められた手順を踏むだけできっちりと意識がされてないのではないかと思います。しかしそれは仕方ないのかもしれません。なんせ
    当身の有効性を実感したことがほとんどないから・・・だよな?
      このセーフを使って試してみてください。
    • 剛法例:千鳥返
       目打(裏手打)を入れてから、間髪置かずに中段を入れてみてください。中段が
      いつも以上に効きますから。なんでか!? 裏手打で意識が上に昇ったからです、つまり上が実・下が虚になったわけですね。今まで裏手打をホントに入れたことがある人はあまりいなかったはず…この面ならできる!!
        そういえば、単演の白蓮拳第一系も1,2,3は一呼吸だよな。2と3の間に一拍置く人なんて居ないよね。
    • 柔法例:逆小手
       目打(裏手打)を入れてから、間髪置かずに投げてみてください・・・普段より多少
      適当でも投げれますから。なんでか!? 以下省略
     要するにビクッとさせればいいんです。音がでかいので軽く付いてもビクッとします。おっ少林寺向き。
  • 当身
      ぶっちゃけ、ガチで自分より体大きい相手に技を聞かせようと思ったら、剛柔関係なく当身使わない手はありません。特に女性、当身使わないと本当に苦労します。でも今まで当身をあまり使ってこなかったと思います、形だけで。ここで当身の有効性、虚実の大切さを学んで上段以外への当身についても研究する目が向けば、護身術としての拳法と言うものがいくらかわかると思います。当身を使えば、女性でも「おっ!?イケるんじゃないか!!」と思える機会が増えるます。これはもちろん男性が自分より体の大きい相手や未熟な技術を補うことにも大きく貢献します。こういうとこの研究が格闘技と護身術の違いです。またこういう部分が禪にも繋がるんです。まじで。
 当身は、胴体であればちょっとくらい入れても大丈夫ですしいろいろ試してみましたよう。有効か否か、出しやすいか出しにくいか等等いろいろあるはずです。読本でも見て攻防用器(三級科目一週目!!)の研究をもう一度してみましょう。また当身は当てて痛いものだけではありません。要は気が逸れればいいんですから。
  当たり前のことですが、技術の精錬を否定しているわけではありません。作る稽古と使う稽古があると言いたいのです。合気道の始祖、植芝盛平先生も「実践では当身七割投げ三割」て仰ったんです。当身をすっ飛ばして護身しようと思ったらほんま鬼のように大変です。

  防具を使って格闘だけ…てわけじゃないんです。当身の使い方を体験する、そこから虚実を学ぶ、護身とについての理解も深める。拳法の法形をもう一度正しく見直してみれば、なるほどよくできている。学ぶべき技術は厚いし、また技術だけではなかったことに気がつきます。もし今までそれに気が付かなかったとしたら何故でしょう。それはやってきた法形にどこかが入ってたんとじゃないかなと思います。完璧じゃなくても嘘を入れなければより沢山のことが学べるのが少林寺拳法の法形だと信じてほしいものです。


●ついでに、もう一歩
  セーフ付けて当身入れられる側・・・ある程度お互い慣れてきたら、せっかくだから当身避けるなり受けるなりしてみてはいかがでしょうか。そしたら当身入れる側もまた色々考えるでしょう。入れるタイミングやら箇所やら様々。こういう技の練り合いがないと、、、法形なんて乱捕りにも演武にもつながりませんでー こういうのはやりだすとムズイよ・・でもだから楽しいし身にも付く。顔面以外は多少は当身入れても大丈夫だから当身をちゃんと試しましょう。
  ちなみに昔の人たちは本当に当身を・・・・(ry  だから攻撃する方も守るほうも真剣です。目付きが違います。ほんと、法形演練の質が違ったんだろうと容易に想像できます。もちろん怪我も多かったがそれ以上のものを得ていたという実感があったから拳法続けてきたんでしょう。


おわりに
 ここに載せていることのいくらかは数年前に本部が各地で開催していた「運用法講習会」の内容を含んでいます。しかしそんな講習会に出た人間はごく一部で、講習会自体ももう行われておらず、説明不足の感が否めません。こんな高いものをバンバン売りつけて、何ででしょう??? ちゃんと説明した方が、安全に有効に使えてもっと売れるんちゃうのかな? と思ったりするのですがいかがなものでしょうか。
  当身を推奨しているのではないです。当身なんかあって当たり前。いまさら推奨するのもおかしい・・・でもなー、拳法には今あまり当身を使う土壌がないのは事実な気がするし・・・ゲフンゲフン

丸廉掲示板より
606 名前: ビスキュイ 投稿日: 2005/12/07(水) 08:35:10
結局あのフェイスガードは「当身(特に目打)の疑似効果を最大限に生み出すためのもの」って考えれば辻褄が合うし不満も減ると思うんだよね。まあだいぶ前にラさんがネタ卸ししてくれたお陰で知ることが出来たわけですが。もっと講習会とかで説明すればいいのにな〜とはマジに思いますわ。

607 名前: だいこん 投稿日: 2005/12/07(水) 08:47:05
>605
大学で初めてスーパーセーフを導入した時のこと思い出しました。

上段攻撃の間合いが近く、上段の受けが有効に働かなくて不評だったかな?
先輩が「内受けで自分を殴ってしまうよw」とか言ってました。

そういえばダッキングといえばマイクタイソンを思い出します。
私もタイソンみたいに華麗に上段攻撃をかわしたいなぁ〜(*´ο`*)
スレ違いスマソ。。。

608 名前: アップル 投稿日: 2005/12/07(水) 10:10:51
あんさんと私と乱捕りしたときに、あんさんが自分の内受けで自爆したのを思い出しました。
内受けは自分の顔を守るための物なのであんさんの受け方は正しいんすよね。
けどあのフェースガードではかなり顔がでかくなるので
いつもどおりに受けを出すと自分の顔を受けで打つことになってしまうんですよねー。

609 名前: Syami@Office 投稿日: 2005/12/07(水) 10:58:55
体、特に腹筋とクビを鍛えて、素面、素胴、拳サポ、脛パッドで自由に打ち合えば良いと思います。
撃力をコントロール出来なかったり、鍛え方が足りなくて少し当たっても直ぐ効いてしまうような人は未だ乱れ稽古の段階では無いと言う事で鍛え直すと。
古の中国武林では「試武(腕試し?)」を行う時にお互いの功夫を試すため始める前に腹を打ち合ったそうです。
ここで打ち倒されるようならば、そこで終了と。ちなみに試武の時はクビから上は触れる程度にとどめたそうです。
中国の場合、顔を打つと言う事は危険である前にヒジョーに嫌われる事なので、これをやってしまうと収拾がつかなくなるとか…

610 名前: 615期生@携帯 投稿日: 2005/12/07(水) 18:25:29
オリががんがってフォローしたのにおまいらときたら…w

611 名前: アップル 投稿日: 2005/12/07(水) 18:31:52
そういえば、あの防具(フェイスガードと二重胴)はなんのために作ったんだろうねぇ。
あの形では胴突きにはむかないと思うんですが。

あー、本部のDVDに防具の使い方みたいなコーナーあったよね?
技法となんとか2みたいなやつで。
みてみたいなぁー。

612 名前: ビスキュイ 投稿日: 2005/12/07(水) 18:51:29
>615
私の書き込みもフォローだと思うが…

613 名前: はなの三八 投稿日: 2005/12/07(水) 18:57:56
一回だけ使ったことがあります。
素手で軽く当てる練習でなら、結構使えます。
HPにあるように法形の練習もいいですね。
ただし、うざい胴ははずした上での話です。
あれとセットにすると非常に動きにくいですね。

説明しにくいですが、添え木のように首の後ろに樹脂の
バネのようなもので首を支える背中に通すとぐらぐら感も無くなるのでは?
ただし、首の微妙な運動は殺されますが。

615 名前: 615期生@携帯 投稿日: 2005/12/08(木) 01:43:09
615GET!!!

>612
座布団三枚!!

296 名前:名無しさん@一本勝ち[sage] 投稿日:2006/02/24(金) 22:52:01 ID:K6sFRwPd0
>>286
あれは当てられる為の防具だからあれでいいと思う。
素手で目打ち練習できる防具なんて俺の知る限りあれだけだ。
乱捕り、特に試合には、絶対向かない防具だけどね。


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