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3141 名前: 615期生@実験尾張増田 投稿日: 2005/03/31(木) 23:19:50
連受についてお聞きしたいのですが、(天地拳第一に限定しておこう)
天地拳第一を左で始めると、
  4.右手で上受
  5.右手で内受・左手で下受の同時受
をしますよね。

時計の中心cにいるとし、右肩・左肩の位置を【左肩-c-右肩】とあらわすと、
4.の時は、私は【7-c-1】の向きが最終方向になります。続いて5.の最終方向は【10-c-4】くらいです。
皆さんはどのような方向で5.連受を終えているでしょうか?

※単演を想定しています。そのため私の動きはより大きくなっています。
 
【イントロ】
というのも、数日前うちの支部の黒帯Hさん(拳暦2年。白からずっと私が丹精込めて練り練り)が、
連受を白帯に教えているところを横目で見ていたのですが、

下受の時は
【10-c-4】で受けて、、、、(a)
内受は
【7-c-1】で受ける、(b)

見たいな事を教えていました。5.の連受は同時が好ましい?ですが、まぁ初めて白帯とかに教える場合は下受>>内受としてもいいという考えあるので、体の方今について、その時は( ´_ゝ`)フーン 「誰に教えてもらったんだろ」「いろんなやり方があるんだなぁ」と思っていたのですが、今日の朝、魚に朝ご飯をやっていたら、ふとこれを思い出しました。
んで、「おかしい」と思ったわけです。

そもそも同時受というのは、上段来るか中段来るかわかんないからやっているんですよね???
この考えからして、(b)の動きはなんかおかしい気がします。
どっち来るかわからないのに、体裁きが二つはおかしいですよね?
あえて体裁きを二つにすると、連受ではなく、単独の受を二つではないでしょうか?

皆さん、上の(a)を(b)についてどのような考えをお持ちになりましたか?


3142 名前: みんみん 投稿日: 2005/04/01(金) 00:12:16
>>3141
>4.の時は、私は【7-c-1】の向きが最終方向になります。
これは僕もそのとおりですが、

>続いて5.の最終方向は【10-c-4】くらいです。
ありえない、右前の立ち位置で左肩のほうが前?
【9-c-3】【8-c-2】くらいでしょ?

大学支部はいろんな先生から習うので、5.の受け方はいろいろ。
相対でやりやすいのは
【8-c-2】からこの線が正三角形の一辺になるように「同時」に受ける。すると中段の引き身がしやすい。
単演でかっこいいのは
【10-c-4】から下受を一瞬早く「ババッ」と時間差をつけつつ【7-c-1】【8-c-2】【7-c-1】と一瞬で動くようにする。
残心の収まりがいい。
 正しいのはどれかは知らない。一応出来てるからいいかと思ってる。

3143 名前: とっしぃ 投稿日: 2005/04/01(金) 00:19:42
私のやってるやつ&教えている方法は天地拳第1系の号令4で反身をしながら上受【7-c-1】
号令5で引身をしながら下受、内受の連受で、最終方向は【7-c-1】になります。
下受の時は肩は殆ど返しませんが、腰は返します。
といっても、連受の途中なので瞬間的にですが。
教範、審判講習会資料では右手内受、左手下受を同時に行うとありますが、どうも完全に同時に行うと手受けになってしまうので、微妙にタイミングをずらして一見同時に行っているように受けています。
これだと号令6の払受も腰を返して1モーションでしっかり動けますよ。
よって>>3141の(a),(b)を、ばれないくらいすばやく行うように。と云う考えになります。

615さんは
>5.の最終方向は【10-c-4】くらいです。
とのことですが、そうすると突の直線上に身体が動いてしまい、
追い込まれたり相手が前のめりに突いてきた場合、ンケキではありませんか?

そういえば丸廉で突天一の上上バージョンってやってませんでしたっけ?

3144 名前: Syami 投稿日: 2005/04/01(金) 02:33:58
あ〜、御先生は……

3145 名前: zaki♪ 投稿日: 2005/04/01(金) 09:47:20
>>3144 syamiさん
・・・・・の先が気になって寝れないんですけどって、仕事中ですけど

3146 名前: 615期生 投稿日: 2005/04/01(金) 12:01:09
ありがとうございます。
>3142
>ありえない、右前の立ち位置で左肩のほうが前?
連受する場合(というか上受の段階で既に・かなり)は、右足は引いているので特に窮屈に感じたことはありません。
しかし言われてみると、あれは引身だったのか・・・!?という気もしてきました。
考えたことないや(;・∀・)

>3133
>>5.の最終方向は【10-c-4】くらいです。
>とのことですが、そうすると突の直線上に身体が動いてしまい、
>追い込まれたり相手が前のめりに突いてきた場合、ンケキではありませんか?

実に困ったことが無いという不思議 汗
考えるに、下受のさばきはいいとして、上段は順逆、逆の内受突みたいな形になっている気がします。
私はとある先生の影響で上半身は結構グラグラなので避けているのかも・・・

あぁ独りじゃわかんない、練習に行きたい!!

>どうも完全に同時に行うと手受けになってしまうので
上中どちらかわからない攻撃に対して行うものとするならば、たとえ手受けでも「同時」のほうが大切ではありませんか?
同時でなくてもよいですが、内受と下受の順番が固定されているということは、中段よりも上段に対しては、受手が遅れるということになるのではないでしょうか?

3147 名前: 615期生 投稿日: 2005/04/01(金) 12:55:02
うーむ、今トイレの鏡の前でやってみるとやっぱりおかしい…

3148 名前: とけいや 投稿日: 2005/04/01(金) 14:00:02
手の位置にこだわらない方がいいと思います。
要は体捌きです。

3149 名前: 615期生 投稿日: 2005/04/01(金) 14:52:38
とけいやさんはどのようにされていますか?

3150 名前: とけいや 投稿日: 2005/04/01(金) 16:59:51
私の語彙では説明しきれません・・・。

3151 名前: ペガサス 投稿日: 2005/04/02(土) 01:18:37
連受についてですが、基本的に連受と言うのはご存知のように二つの攻撃が一つのような速さで来る二連攻に対する受けですので一・二とは受けません。二度受けしていると二連目に間に合いませんので。

最初の受けは体を斜め後ろに捌いてやや半身になりながら右の手を顔の前に出し、上受で顔を守るような状態にもっていくだけです。
この状態は時計で言えば
【7-c-1】くらいでしょうか。
この時足は寄足をしていつでも蹴れる体勢を作っておきます。

次に来る二連目を本当に受けますが、これは実は「615期生@実験尾張増田」が言われているように実際には上段に来るか中段に来るかわからないわけですから同時受けをします。

しかし体をひねり返して
【10-c-4】とするのではなく、ほとんど上受の時と同じ状態で連受けをします。
ただしこの時腰を引いて引身をつけることで手受けだけにならないようになります。

これは何故そうするかといますと、腰を返してしまっては上段の内受の手が弱く受け切れない事とせっかく半身にした体をまた正面に向けてしまうことで中段にしても打たれる面積を大きくしてしまいさらに蹴り返しに腰を捻り直さなければならず時間がかかります。

上受をした時に左の拳を肩前まで引き戻している事で引き身と同時に下方に打ち出す下受けの力が捻出でき蹴りもまた引き身の状態からだこそ蹴り出しのパワーも作り出す事が出来ます。

ですから細かく言えば左の肩は引き身から下受をする時に微妙には前に出るかもしれませんが体軸が回転してしまうことはありません。

先生によって多少違うやり方があるのかもしれませんが大事な点を抑えておくことでしょうね。

1)それは連攻撃であり、一・二と言う単攻撃ではないと言う事
2)だから守者も二動作で受けるのではないと言う事
3)二連目はどちらに来るかわからないと言う事
4)二打目の受けは上段も中段もしっかり守れる体勢である事
5)間髪を入れずに反撃できる体勢である事

順番よりもその目的から考えていくと基本形とは実に合理的に出来ているものだと言う事に気が付きます。

3152 名前: ペガサス 投稿日: 2005/04/02(土) 01:28:15
すいません。突天一の連受と勘違いしていたようです。
天地拳の連受でしたね。
でも連攻撃から単攻撃に変わるだけで連受けの体勢は同じだと思ってください。

ちょっと早とちりでした。反省いたします。

3153 名前: みんみん 投稿日: 2005/04/02(土) 01:39:22
下受のほうが一瞬速いからといって「連受」ではありません。
右手は段受なので遅れがちです。なので、下受から動作を起こすほうがスムーズで受けが大きくなります。残心もとりやすいです。
攻撃側からしても上段攻撃後の中段は早く打てますが上々と打つなら最初の上受をかいくぐる必要があるので下受より遅れても対応できそうです。

全く同時に受けるほうは手の可動域に制限が多く足も止まりがちですが、一番肝心な「引身」が十分に出来ます。

どっちが「正しい」かは知りませんが、どちらにも一応「理」がありそうで判断つかず。(^-^;)

3154 名前: みんみん 投稿日: 2005/04/02(土) 01:49:04
私の場合、練習では半々でやりますが、反撃の蹴を考えると、超早い連受のときは受け終わりで良く狙って蹴れます。
全く同時に受けるときは受けながら引き身をしながら蹴っています。狙いは正確に行かないので対の先で止める蹴りになります。

3155 名前: とけいや 投稿日: 2005/04/02(土) 02:33:46
>ペガサスさん
過日はHPを拝見させていただきありがとうございました。非常に勉強になり、かつ感激しました。
他のHPでの書き込みもとても参考にさせていただいております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

3156 名前: とけいや 投稿日: 2005/04/02(土) 02:42:15
右前の構えですと上受けは【7(左)-c-1(右)】です。
同時受けは
【9(左)-c-3(右)】でほとんど正面を向きます。
う〜ん、説明できない。
615さん、次回お会いしたときにお話します。

3157 名前: Syami@Office 投稿日: 2005/04/02(土) 10:42:09
やや!?ペガサスさん、お久しぶりです。一段落おつきになったのでしょうか?
…と、言う訳で、御先生はペガサスさんの書き込みの様になさっていました。
当然、当院でも同じようにしています。

私が天地拳第一を学んだ時は、「一の上受した時でも蹴れる。二の二連防でも蹴れる。そう言う腰の使い方をするのである。」と仰せでぼッこぼこに蹴られました。御先生の蹴りは常に腰が入っているから、蹴られると衝撃が後に抜けるんですよ。実は拳法初めて10年位の時に御先生に最初に学んだのが天地拳第一でした。あの時はハマッたなぁ。半年くらいそればかりやってました。
最初の下受け開退がり、上段順突き、中段逆突き、鉤突きとそこからの体勢の回収、開退りの時の腰の使い方、上受けの時の引き手の作り方、引き手の仕方、払受けの仕方。いやぁ、勉強になりました。

改めて言うと、開き退がった時に腰の方向は
【7(左)-c-1(右)】、二連防の時は右足を少し引きながら同じく【7(左)-c-1(右)】
払い受けの時は瞬間的に
【6(左)-c-12(右)】に腰を矯めて、払い受けのフォロースルーが【8.5(左)-c-2.5(右)】受け手を戻して【7(左)-c-1(右)】。このまま蹴ると言う感じでしょうか。とけいやさんが言うように受け手よりも運歩、体捌きが重要であると思います。私のお師匠さまは「二撃分を一歩で避ける」と言っていました。つまり一撃目の上段順突きは開き退がりで間合いを切って補助的に上受けを出し、二撃目は残った右足を僅かに引く事によって間合いを切ると言う事ですね。
さてと、では今から復習するぞぉっ!!(仕事中なのに…)

3158 名前: ペガサス 投稿日: 2005/04/02(土) 11:48:17
ご無沙汰でした。とけいやさん。Syamiさん。
まだ正直バタバタしてますがこの週末でそれも終わると思います。

この天地拳は私にも思い出の技です。ここまであるのか言うくらい御先生には奥深いものを教えていただいた感じです。やり方に関してはみなさんそれぞれの薀蓄をお持ちだと思いますが一つだけいつも頭に焼き付いてる言葉は「順番がこうなってるから手足を動かすのではない」と言われた事でしょうか。

「上段が来る。その上段から振り身で顔をよけてかわすから中段が残る。
だからその空いた中段を狙って打ってくる。
中段が残っているからこそ引き身が出来るんだ。
上段、中段をかわして守られるからまだ空いている横三枚に鈎突を打つ。
だからそこを払受で守る。
必要な所に必要な攻撃が来るかられに応じた守りが出来るんだぞ。」
と教えられた言葉です。

ところで先日年甲斐もなく馬鹿な真似をしてしまい肘を傷めるとまではいきませんが少々肘の筋肉が張ってます。
例の風圧拳(風圧で二本のローソクの火を消す)で今の私に出せる限界のスピードで突きを出してしまいましたので。(^^;)

3162 名前: 615期生 投稿日: 2005/04/02(土) 15:51:07
>>3151 ペガサスさん
>>3157 Syamiさん
詳しい書き込みありがとうございました。

いま改めてやって見ると連受の時の腰は
【9-c-3】くらいかも…
でも今まで
【10-c-4】のつもりでやっていました。

こうして、読んでくると私は引身ではなく開身で避けようというイメージがあったのではないかと思います。
また私の中では引身といえば【9-c-3】の姿勢というイメージで固定されていた気がします。(教範の写真のように)
【7-c-1】での引身というものを今日の稽古で練習してみたいと思います(^^ゞ

>>3158
の内容には改めて気が付かされました。

>>とけいやさん
>615さん、次回お会いしたときにお話します。
よろしくお願いします。

今度、天地拳をより練るために、皆さんの知識と技術の結集をしてみたいですね。かなりよい内容になりそうな気がします。私自身、丸廉を始めてからかなり発見があり、支部では後輩には、「黒には黒の天地拳があるんだから今ので完成してると思うな」とじい様のようにいうてますので、もっともっと練ってみたい。

3163 名前: Syami@Office 投稿日: 2005/04/02(土) 16:00:23
>今度、天地拳をより練るために、皆さんの知識と技術の結集をしてみたいですね。

結集(けっしゅう?けつじゅう?)どちらにしても結構ですね。
是非ともやるべし。

ほらほら、読んだらなんか言いたくなっただろう? w
ここに↓
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