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基礎編
トレーニングの原理
トレーニングの効果は「過負荷」が必要です。筋力の向上には、普段担いでいるものよりも重たい負荷を、心肺機能を鍛えるためにはまた必要な負荷を身体に課すことが必要です。(オーバーロード)
  • 特異性
  •  筋力鍛えるときと、柔軟性を高める稽古は基本的にはそれぞれ別個なものです。同じ筋トレでも、筋量アップを狙ったトレーニングと筋持久力アップを狙ったトレーニングとではやり方が異なります。それぞれに適したトレーニング法があり種類・強度・頻度・量が異なります。これを特異性といいます。まぁあたり前ですわね。
  • 可逆性
  •  トレーニングの効果は一度やったら永久保証、というわけにはいきませんね。長期間サボると一時期どんなに鍛えてもどんどん戻っていきます。これのことを可逆性といいます。生体ですから常に変化があるわけですね、でもこの変化のことを知っていればこそ、トレーニングの量や頻度のことを計画することもできるのです。
  • 適時性
  •  これは特に年齢・世代のことですが、年少には年初の、老齢には老齢の内容がありるので考慮しましょうということです。特に年少青年は体の発達期においてその効果が大きく変わります。これは別項で。

トレーニングの原則
  • 全面性
  •  バランスよく鍛えましょう、ということです。体力にはいろいろありますからね。特に発育発達期や拳法を習い始めた初期のころは様々な運動を行って基礎をつくることが大切です。少林寺拳法の拳士に足りないものは、大抵の場合基本以前の基礎です。
  • 意識性
  •  トレーニングは強制されて行うより自らの意志で行ったほうが効果的であるということです。目的を理解しそのためには何か必要なのかということを指導者はよく話すべきです。やる気のない者はほとんど上達しません。教育学では「感動のない教育は教育ではない」と言います。如何にやる気を持たせるのか、主体性を育むのかは指導者の腕の見せ所です。水場まで連れて行くだけではなく、水を飲む気にさせてあげてください。
  • 漸進性
  •  トレーニングを続けて上達したならば、負荷を上げろといことです。科目表がそうであるように、課題を難しくしていくということです。また逆小手一つにしても、級拳士のそれと有段者のそれが同質ではいけませんよね? 有段者には有段者の逆小手があるはずです。
  • 個別性
     体力的・技能的な個人差を考慮しましょうということです。スポーツであれば、体力の強弱、体格の大小やポジションを考慮してトレーニングせよということです。
  • 反復性
  •  トレーニングの効果は反復してこそその効果が現れます。「この前教えたのに、何故できないんだ」とかそういう暴挙に出てはいけません、ということです。またプレーヤー自身も意識して数をかけましょう、てことですね。
 ままどれもこれも、もう皆さんがやっていることだと思います。当たり前のことばかりですね。゛からいちよ漏らさず書いておきますのでご確認を。




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