トップ > コラム&ノート > 丸廉のカタチ

 

    

 
各道院支部には、道院長や監督などの明確な指導者がいる。だからしぜーんと支部ごとに技術のスタイル系統のようなものがある。では丸廉にもそのような、系統、カタチがあるのだろうか。また、今後系統のようなものが確立していくのだろうか!? つまり、「丸廉では、逆小手はこういう風にかけます!!」というような系統があるのかということです。
  幸いなことに、今のところそのような系統は無い。むしろそういう系統のようなものがあるならば、丸廉の存在価値が無くなると思うのです。丸廉には、いろいろな拳暦を持った様々な拳士が集っているからこそ価値があるということです。いろいろな系統が混ざっているから価値があるということです。

  とある他支部所属の高校生拳士と練習した時、ある法形について意見交換をしようと思いました。そ〜したら、相手に「いえ、私のところではこのようにしていますから」ときっぱり言い切られてしまって、意見交換にならなかった………
ぁぅ。自分の支部に戻って話をしていたら、 「あっ、そいつ知ってるよ〜。あいつの初段試験審査やったの俺(上のメールの人♪)だも〜〜ん。俺も試験の時同じこと言い返されたよ〜『ええっおおっ』とか思っちゃったよ(;´Д`)
  おぉ、なんだこの高校生は……何なのかは分かりませんが、高校生、若いぞ!! まっすぐだ!! 確かに君の先生は県連役員の中でも、えらーい先生だけど
(これは関係ないか)、ちょっと視野がまっすぐ、マスーーーグッ過ぎでないの!? と思ってしまうのは私だけか?

  武術は一つの技でも先生によってカナーリ幅があります。幸いのことにその技術は卍さえ付けていれば
(基本的には)誰でも学べるという大変恵まれた武道団体です。そういった技術の幅を実感できる場は、大会であったり合同練習であったり、出稽古であったり武専であったり、そしてもちろん、丸廉のようなオフ会もこのような機会なのです。技術的な幅があるといえうことは、護身術という観点から見て有利だし、なにより技術への探究心を生み、格闘技術そして少林寺拳法の楽しさをより増幅せしめるものです。

  もし丸廉に、収束しきった技術系ができてしまうのならば、丸廉の存在意義は失ってしまうといっても過言ではないと思います。そして参坐回数の多い拳士も、新参坐者の意見に素直に耳を傾ける気持ちが大切でしょう。
  そもそも勘違いされている方がいらっしゃるようですが、丸廉は少林寺拳法をこよなく愛する拳士の集まりの場でありで、一部の拳士が多数の拳士を集めて拳法を教えているというような場ではないのです。(こういった勘違いするような人は2ちゃんなんて訪れてはいけない)


  今後HPの中にページが変われば矛盾した内容も出てくると思います。でもそれがオフ会としての良いカタチのはずです。それがあるべきカタチだろうと思います。より幅の広い技術を知りえる場所であってほしいのです。良い技術・悪い技術というのは、自分のスタイルの中に当てはめ、運用を通して体感してみないと解からないことが多いと思います。
  活発かつ幅広い自由な意見交換が、オフ会をより良いカタチを作り出す必須事項ではないかと思います。高段者の方の中には、自分が参坐したり意見すると丸廉の雰囲気を壊してしまうのではないかと配慮して下さってる場合があるらしい。でも丸廉をかわいいと思うならぜひぜひご意見下さい。

  今後もこのような意識を持ってやって逝きたいですね。


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※1 スタイル・系統というものは、各先生・諸先輩方が長い修練を通して会得されたものです。拳法に限らず多くの技術を学ばんとするとき、体系付けられていることは大切なことです。上記の文章は、スタイル・系統の存在を否定するものではありません。そこんとこ、よろすくー
※2 ちなみにここでいう「系統」とは個人レベルの話ではなく、「あの人はパフパフ先生の弟子だから、逆小手はこういう掛け手でやる」といったような、もう少し広い意味で地域差、方言のような意味合いです。



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