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  かなり人気があります、錫杖ネタ。掲示板でも書き込みが多く、質問メールもたまーに着たり。丸廉では上手い具合に情報が集まっているので、せっかくだから共有共有。当たり前ですが、錫杖を私が売ってるるわけではないのでそこんとこよろしく!!

  ほとんど掲示板からの情報です。つまり個人の感想ですのでそこんとご注意して読んでください。


●まずは買う!!んと始まらん
練習用量産型(ただの棒なので錫杖とは言えないが)
材質名
サイズ
価格(円)
材質について
使用感
ラミン
1820*36
1200
Ramin ゴニスチラ科Gonystylus属の広葉樹。散孔材、太平洋地域に分布。一般に小径木が多い。
黄白色を呈す。色合いが均一
やや重硬で均質な材。乾燥・加工は容易で表面の仕上がりも良好。乾燥時や釘打ち時に割れやすいので注意が必要。耐久性は低く、青変菌の害を受けやすい。 家具、建具材、合板材、玩具など。
軽すぎて物足りない。折れやすい。
1820*30
900
1820*24
600
910*30
450
910*24
300
カシ
910*30
1450(白樫)
アカガシ 【赤樫】 オオガシとも。ブナの落葉広葉樹。放射孔材
心材は淡紅褐色から紅褐色。辺材はやや紅色を帯びた淡い黄褐色。柾目面には虎班が現れ、板目面には著しい樫目が見られる。
シラガシ 【白樫】 ブナの落葉広葉樹。放射孔材
色は全体に淡黄色を帯びた灰褐色。柾目面には虎班が現れ、板目面には著しい樫目が見られる。極めて重硬で強靭。加工・乾燥は困難。器具材、車両材、船舶材、機械材、枕木、薪炭材など。
しっくりしていい感じ。おすすめ。最も一般的
910*24
990(白樫)
サクラ
910*30
1320
ヤマサクラ 【山桜】 バラ科サクラ属の落葉広葉樹。散孔材
本州、四国、九州に自生、朝鮮半島に分布する。
辺材は淡い黄褐色。心材は褐色で、時に暗緑色の縞模様を呈する。年輪はやや不明瞭。
やや重硬で強靭。加工性、着色性ともに優れ、磨くと光沢がでる。乾燥はやや困難であるが、狂いは少ない。耐久性は高い。 高級家具材、楽器材、建築材、造作材、彫刻材など。
硬い。悪くない
910*24
920
タモ
910*30
860
モクセイ科トネリコ属の落葉高木。
硬いが狂いは少なく加工しやすい。国内材はほとんど無くなり、現在ほとんど中国産である。
しらねっ
910*24
530
チーク
910*30
1900
チーク 【柚木・油木】 teak クマツヅラ科の広葉樹。タイ、ビルマ、インドネシアなどに産する。
辺材は黄白色で比較的狭い。心材は濃い黄金色。
木理は通直で、重硬。耐久性に優れる。
最高級材の一つで、家具材、キャビネット材、彫刻材、船舶材、建築材、床材などに用いられる。
しらねっ
バルサ
910*30
730
木材の中では最も軽く、また軟らかいのが特徴。工作も非常に容易
やわらかすぎて木工品にはむきませんが、模型飛行機や学校の工作で使われている。
しらねっ
白蝋竿
はくろうじゅ
中国語では「パイライカン」と読みます。(最後の字が竹冠ではなくて木偏)
イサミでは「柳棍」と言ってますね。英語では"White wax'と言います。正体はバットの原料になる「奏皮(トネリコ)」です。 非常に軽い。よくしなる。
初心者向き
結構オススメ
前川商店カタログ、白樫六尺\5300、赤樫六尺\4300、白樫四尺\3800、赤樫四尺\2700。オザキでは、六尺棒 \4500、四尺棒\3200。カタログ作成の年が数年違うため(オザキのが新しい)参考程度です。六尺棒の経はいずれも30mmイサミでは、白樫六尺が\3500です。
*値段とサイズは東急ハンズ新宿店調べ(2003年春頃)
*1800mm程の長さのものは「錫杖」として用いる。900mm程のものは、半分で切って如意棒として用いる。
*紫檀、黒檀、枇杷等もどこかで売ってるらしい。(見たら教えてください。)
  • 木材のほかにも、階段手すり用木材、物干し竿、竹(安い)、鉄パイプ(危険)などをホームセンターで買って代用することも可です。
  • 横浜中華街には、太い原木も入手できるらしい。
  • 浅草などでも、お芝居やお祭り用の錫杖を売ってるらしい。中には模擬刀を仕込んだ「仕込み錫杖」なんぞもあるとか・・・



●一般に買える物
だるま堂の錫杖 \48,000 (オーダーメイド)
  大変かるい。感じとしては、イサミの白樫と同じくらいの印象。錫頭・石突の重量感は無い。赤いテープで巻かれているので、滑りにくい。中身は割竹が6本、接着されて入ってるらしい。とにかくとても軽い。私には物足りない。 追記)販売停止、とのうわさ、まだ作ってるて聞いた(2011/4)
オザキ (森道基モデルの量産タイプ) \33,000(特製袋付) もう売ってません
  プロトタイプよりはやや軽いらしい。錫頭のデザインが、プロトタイプでは卍だったが、こちらでは盾卍になっている。白樫・ステンレス製。180cm、1.4kg。振り廻すにはちょうどよい重さかもしれない。重すぎず軽すぎず。

女性用の錫杖「錫杖錫枝Mサイズ」も販売中(だった)
 Mサイズは長さを10cm短縮した170cm。値段は普通サイズと同じ33000円、特性袋付。
  (錫頭や石突、径を小ぶりにすると金型から作り直す必要があるため非常に高価なものとなるためこれらのサイズは同じ)
仏具屋・修験屋さんで買える物
  もともと打ち合うために作られていませんので、錫頭などはぺにょぺにょ。使い物にならないと思われ。杖としてのみ使うならいいかも。錫頭や石突は仏具屋さん以外に、修験道屋さんでも扱っています。
http://osaka.yomiuri.co.jp/nara/chotto/chottomain/001005.htmhttp://www2.neweb.ne.jp/wd/minori/
錫頭、石突を選んでその場で組上げてくれるらしい。修験道で使う物だから、仏具屋さんで扱っている物より期待できるかも。
雄正堂 武術用錫杖製作 
>素材を吟味して実用に耐える美しく丈夫で軽い錫杖を製作しております。托鉢、お遍路のお供、修験道や古武道の修行にどうぞ


多聞タイプ (森道基モデルのプロトタイプ)
>錫杖ってどこで手に入れるんですか?
 錫杖はビスキュイさんが使っているような、錫頭・石突付の錫杖ただの棒タイプのものがあります。

 多くの人は後者をホームセンターなどで買って来て、練習にもちいています。前者は、私も持っていますが、人の縁伝いにまわしていただいたものです。錫頭のあるようなタイプは、個人で作ると金銭・労力ともに大変なので、大きな大会?イベントの時にまとめて何本も作られることがあるようです。一般的にはこのようなチャンスを逃すと、なかなか手に入りません。

 錫杖は仏具屋さんや修験道用品屋さんで手に入るけど、我々の様に打ち合いをするには適しません。多くは真鍮の鋳物なので打ち合うだけで砕けてしまいます。振り止めただけで曲がってしまう事も・・・。基本的に「鳴り物」の一種なので振った時の音色が重視されるそうです。
187 名前: ビスキュイ 投稿日: 2003/02/11(火) 13:33
今日用事があって東京に行ったついでに新宿のコンクリートに寄って錫杖を見てきたんですよ。「秘伝」とかの広告のページに載ってるやつ。残念ながら全然ダメですね。稽古には使えないッス。打ったら折れます。まず間違いなく。やっぱりホントに使えるものはなかなかないものですね〜。

追記)ヤフオクで8万で落札されてことがある。やっぱレアモノ。(2011春頃)


強度について
ダルマ堂のもの
  材質の問題ですね。だるま堂の錫杖は、開祖が図面を引いた上田先生お使いの錫杖のレプリカになります。錫頭、石突はステンレスとの事です。上田先生がお使いになっているものとは細部が少々簡略化されており、強度も落ちている様子です。私が知る限りでは、杖部は割竹を膠で合わせた物で、軽くて異常に丈夫です。本山のパワー修行者が折ろうとしても折れなかったとの事。(上田先生談) これを赤いビニールテープで巻いています。よって、杖部の強度は必要十分です。錫頭は打ち合っているウチに曲がってしまっているのを散見します。これは錫頭を打撃、もしくは受けの方向に立てるべきを立てていない時に起こるようです。あの錫杖は開祖が図面を引いたものだそうで、錫頭はステンレスになっています。鋳造ではなく削り出しでしょう。縁の方は小さな穴が開いており、環が一つずつはまっています。だから普通の物と違い環が絡む事がありません。しかし、オーダーメードのレプリカ品はここまで作りこんでいない様ですね。

  総合した強度の話をするならば、杖部→OK。石突→OK。錫頭→技量に拠りOK。と、言ったところでしょうか?
ま、材質がこう言う事なので、非常に軽く仕上がっています。それから、杖部被覆のビニールテープは打ち合うと破れる事は当然あるようですね。

オザキのもの
  オザキのものはプロトタイプに比べ少し軽く且つ杖部が僅かに細くなっています。環も少し小ぶりになっています。強度については十分かと。

お勧めの棍棒はイサミの柳(ホンとは白蝋樹なんだけど。)の物が最初は軽くて良いでしょう。安いしネ。所詮は消耗品と考えた方が良いですよ。



●買ってきました!!
錫杖を入れている袋(ケース)について
「6尺棒用のが1500円くらい。でも私の棒は石突きにゴムのキャップをつけているので長刀用の袋を使っています。3500円多度津で棒を買ったら付いてきた袋は非常に薄いけどサービス品。布買って自分で作るのが一番良いかも?」
 ビスキュイさんはイサミで出してる中国武術の棍用の収納袋を使ってます。三本まで収納できて長さもピッタリです。値段は…すいません、忘れましたm(__)m  相対練習や予備用として2、3本あった方がいいでしょうから、3本位入るのが無難なのでしょうね。どうせ相対練習で打ち合うと、表面はぼこぼこになるので袋の意味は凶器ではないというアピールかと?数本まとめて持ち歩いたり、錫頭が付いていると袋は必要です。さらしをぐるぐる巻き付けるだけというワイルドな方法もあります。


投稿日: 2003/02/11(火) 13:48
 先日、水道橋イサミで錫杖用の袋を見てきました。1本用の布袋(1,000円)、3本位入る合成皮革のごついケース(3,500円)の2種類あり、結局迷ったあげく買うのをやめました(笑)。オザキ・前川商店のカタログでは、六尺棒袋 ¥1300、四尺棒袋 ¥1200
 錫杖袋は使っていると下端に穴が開きやすいので事前の補修をしておくことをオススメします。私は錫杖袋の下端をジーンズを丸めたもので何重にも覆っています。ジーンズは購入時の裾上げで貰ってきます。さらに最外膜として、ガムテープを1-2枚貼っています。汚くなったらテープを張り替えます。楽です。

(注意)袋について
  日本の法律では、武具を露出させて持ち歩くと軽犯罪法に引っかかります。僧侶の格好をしてでもいない限り、錫杖の被覆は必ず必要です。托鉢などで持ち歩くのは問題無いらしい。法律的には、他人から怖いと思われたら逮捕らしい(法律的にはバット・グローブも、しかしこれらは市民権を得ているので大丈夫。錫杖はたぶんダメ。)
1996 名前:Syami@Office 投稿日: 2006/04/22(土) 11:40:02
こいつは材質が材質だけに、ちょっとイケそうな気がしませんか?
流石四国?

http://www.rakuten.co.jp/nishitani/686571/686576/ 【楽天市場】錫杖 ステンレス製:西谷商店

1997 名前:Syami@Office 投稿日: 2006/04/22(土) 11:43:42
む?こりゃ柄も含めて総ステンレス製か?

1998 名前:Syami@Office 投稿日: 2006/04/22(土) 17:41:44
これで錫頭だけって無いかな?

1999 名前:名無しさん@いらっしゃい 投稿日: 2006/04/22(土) 17:52:03
切ったらどうですか?

2000 名前:Syami@Office 投稿日: 2006/04/22(土) 20:10:28
問い合わせてみたら、このような事でした。
ふむむ…微妙…

>ステンレス製の錫杖ですが、全ての部材にステンレスを使用しております。
>当店で販売しております錫杖は石仏様用となりますので錫杖は頭と杖の構造となっております。
>また、頭と杖の部分はメーカーよりパーツのみの販売不可と指示されておりますので
>大変申し訳ございませんが、各パーツのみの販売は出来かねます。
>また、購入後の加工はお客様責任の下お願いいたします。
>頭と杖の部分ですが、スポット溶接にて固定しておりますので
>溶接部分を削れば外れそうです。

…と、言う訳で 2000ゲット!!


錫杖の長さ
  自分の身長プラス拳1つ分ぐらいの長さに切って用意してきてください。切り口は面取りして、テープでも巻いておくと良いでしょう。仰るとおり、特に錫杖伝は徒手のフォーム矯正に大変有効です。しかし、さて、問題は場所と丸廉の趣旨に反しないかと言う事ですね。
  ホンとは「身長と同等」なんだけど、諸々やってきてこれ位が適当と考えています。

補足:棍の太さは全体の重さよりその人の指の長さにディペンドしますね。


加工について
両端の面取り
 面取りは棍の角が当たるとそこから裂けるので、これを防ぐために行います。特に法器班で使用している白蝋樹は層が細かいので裂け易い性質を持っています。面取りをした上、布テープなどで養生すると長持ちします。樫やラワンでは必ずしも必要ないですが、角を落とす位で十分でしょう。
表面の加工
  杖の部分に#800程度のサンドペーパーをかけるとよろしいです。粉で表面のメが埋まります。とても手触りが良くなり、掌中を滑らす動きもスムーズになります。然る後に油を塗りますが、胡桃の実(食べる方ね。)を集め布に包みこれで磨きます。工房で行う場合は胡桃油に一定期間漬けとくとか。石突の表面に合わせて、錫頭部分に磨きをかけている人もいるそうです。
 仕上げに、石や象牙の側面で磨く。また刷りガラス、瓶で磨くと良いようです。暇を見つけたら根気よく磨いてください。

方向を決める

 少林寺拳法は錫杖を用います。錫杖はいわゆる「棒」というより、錫頭・石突が付いた向きのある法具です。練習用に打棒等を用いる場合は、右の写真のようにテーピングなどを巻き、自分で向きが認識できるようにしておいた方が必ず幸せになれます。
 実際錫頭を意識した動きが沢山あります。



●どこで習うの?
1、本山武専終了後の自由学習の時間に有志が練習しているのでこれに参加する。これには誰でも自由に参加できる
そうです。
2、都道府県連盟単位で本山に指導を要請する。(兵庫県は実行済)
3、法縁を育み、自力でやってる人のところに行き着く。自ら動くしかない。



このページは、掲示板による情報などを元に作りました。みなさーーん。ありがとーーー
というわけですべて主観的な視点で見られたものということをお忘れなきようおながいします。

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