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(2003/02/05)
第壱日目 日々の修練内容


日々の修練内容
  現在までに私が習った内容は,
1 中段構
2 順突(左・右)
3 逆突(左・右)
4 縦の振り(左・右)
5 縦の振りを用いての移動練習(左・右)
となります。
  実際には上記以外に法形も幾つか教えていただいておりますが,まだまだ形を示していただいただけの段階ですので日々の修練には含めておりません(実際問題としても相手がいないと練習できない…)。それとここで用いている技法名は少林寺拳法におけるオフィシャルなものではございませんのでご了承ください。
 さて,
1の中段構につきましては
・結手構の状態で立つ。
・右手を自然に垂らした状態にする。
・右手を垂らした状態のまま親指と人差指の間に錫杖を挟んで持つ。
・右手を水月の前あたりまで持ち上げて握る。
・左手を顔の前まで上げて錫杖を握る。
・右手を滑らせながら同時に右足を引き,腰の高さで錫杖の先端を正面に向けて構える

 となります。
 この状態から「順突」「逆突」「縦の振り」を繰り返すのが現在の修練内容です。
それで現在の具体的な本数ですが,現在は夜中に近所の空地にて
1 順突(左・右20本ずつ×2セット)
2 逆突(左・右20本ずつ×2セット)
3 縦の振り(左・右合わせて30本×2セット)
を我が愛杖「多聞(Syamiさんに入手していただいた森道基先生デザインの錫杖♪)」を用いて行なっております。
さて,これらの動作をそれぞれを徒手に当てはめると,
錫杖順突き → 徒手順突き
錫杖逆突き → 徒手逆突き
錫杖縦振り → 徒手手刀打ち
となるかと思います。
 錫杖での順突きのフォームまさに徒手の順突きと全く同じです。前手を突き出すだけではなく,後手を内側に捻りながら錫杖を脇の下に巻きこむようにして杖と腕と体を一体化させるのがポイントだと思います。
 逆突きについては,錫杖の場合は杖を前手の内で滑らせながら腰を捻転させて後ろ手で前方へ突き出すのですが,錫杖を両手で握っている関係上徒手の逆突きとは手の位置がやや異なります。しかし体重の掛け方や体幹部の使い方(捻転)は同じです。
 縦振りの場合は前手を前足側の腰に引き付け,杖を前手の内で滑らせながら後手で後方に引き,そのまま前手は腰に固定して体を捻転させて石突側で打ち込みます。手の向きは違いますが手刀打ちの際の体の使い方が一番近いかと思われます。この後さらに振り下ろした側の手を腰に引き付け,もう片方の手で錫杖を後方に引き,錫頭側での打ち込みを行ないます。

第弐日目.錫杖修練による効果


オン・ベイシラ・マンダヤ・ソワカ
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※ここで用いている技法名は少林寺拳法におけるオフィシャルなものではございませんのでご了承ください。