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小さな振突
大きな振突

 「振なんだから、まっすぐ出すんだ。で、引っ掛けるように打つんだ!!」と言われました。

  出すのも直すのも共に速い、右と比べるとコンパクトな振突です。頬のあたりに拳を出して引っ掛ける感じでした。「すり抜けながらかっさらえ!!」みたいなイメージの突かと。

  ちなみに一部の白蓮拳系がやりづらい気がしました。

 「だーてまっすぐ出すなら普通の突でいいじゃん!!」と言われました。w

  大きく振って横から打ち抜くような振突。ロシアンフックみたいなイメージです。上手く出せば相手から見えない幸せな突です。

  でもあんまり連攻には向かないのかもしれません。腕は三枚から大きく離れます。でも順の直突の後に出すとけっこう当たります。
 小生が昔教わった時の話をしますと
そもそもの振り突きは首の後ろの急所の頸骨を狙うものであったようです。頸骨の攻撃角度は上から下ですよネ。
そこを正面から攻めるには自ずと振り突きは上から下に引かなければならないし、三日月を攻める時は反対側の耳の方向に攻めるわけですからショートストロークになるでしょうし、手を取られないためにもすぐ引かなければならない(これは頸骨、三日月共通ですが)と言う風に聞きました。
こう考えれば水月の場合は背中に抜けるように振り突たあととか後ろ三枚を攻めた場合の手の操作も自ずと決まってくると思います。また、振天二もこの理屈からみると攻めの法形も考えやすくなるのでしょうか。要は攻める急所によって操作が変わるわけです。なんとなくリーズナブルなので今でも信じています。(2003/08/29 メール受信)
大きい・小さいは私がそう勝手に呼んでいるだけです。もしかしたらちゃんと名前があるのかも(^_^;
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