開祖はよく「技術屋(武道屋)になるな」と仰っていたそうです.
職業としてしまうと,技は腐ってしまうし「宗門の行」として人づくりを目的とする少林寺拳法にはあるべき姿ではないと考えられるからです.だからこそ職業とせず,道楽としてやるものなのですね.
論語で言う『君子は器にあらず』というのもこれでしょう。
この「道楽」という言葉,激しく気に入りました〜.
補足:人が自分が習得した技術を基に生活を営むことは,人として一般的なことです.この「習得した技術」にはもちろん「格闘技術」も含まれて当然です.他武道では,その技術の教授が生活の糧となっている場合が見受けられますが,その武道にはその武道の考え方と立場があります.また中には,強くビジネスとして意識し,例えば門下生を「強く」することにプロ意識を持ってより真摯に取り組んでいる場合も多々見受けられます.このような他者を,無下に批判するようなことはしないで下さい.たまにいるので.視野の狭いオタリンジャーの中には.悲しいことに.
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