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 新渡戸稲造の『武士道』には、「〜君は真実と事実の区別がつかなかった」と書いてあった。これの区別がつくと大変便利です。特に2ちゃんを読むときにかなり役に立ちます。「おりもわかんね〜yo!」という方は、、、どうせここだけはではわかんないので、ぜひこれを切欠に考えて下さい。

  真実(truth)
  事実(fact)


 小泉首相が金正日書記に礼をしたとしよう。頭を下げた瞬間を写真に撮られ翌日の新聞に「小泉首相、頭を下げてる」と見出しが出た場合、頭を下げたことは事実だが真実ではない。
 サングラスをかけて物を見たとして、少し黒っぽく見えた。黒っぽく見えたのは事実だが、黒みがかった色合いは真実ではないかもしれない。別のサングラスをかければまた別の波長をカットして違った色合いに見えるだろう。それぞれが事実であるが、サングラスを通してみた物の色は真実ではない。
サングラスを外したつもりだったけど、色眼鏡は付けたままままだったかもしれない。
 缶ジュースの缶を上から見れば丸い。これは事実だが、「缶ジュースの缶は丸い」というのは真実ではない。見る角度によって丸く見えない場合もあるでしょう。横から見たときは長方形。
とりあえず言葉で表記しても意味わかんないので数学的に表記すると、
 真実AをA=f(x1,x2...xn)、事実BをB=g(y1,y2...yn) と定義する。このとき、
x1,x2...xnはそれぞれ任意の値。
y1,y2...ynは1つ以上が定数。
みたいなもんか?
現実:例えば、x2=tとして、t=[now]とした場合の事実、か?
史実:歴史上の事実。要するにx2=tとでもして、t=1192年とかてこと、だろう。
真実は1つ? 事実はたくさん?
事実は1つ? 真実はたくさん?

解釈によりますね。というMという現象を見たとき、見方によって沢山の事実がありますが、それぞれの事実B,B',B''...はそれぞれに特定のg(y1,y2...yn)を持ちます。だから個々の条件の下では事実は1つということになります。しかし、Mという現象に対してはB,B',B''...という沢山の事実があるということになります。

Mという現象に対しては真実は1つでしょうが、他にも現象はN,L....とありますから、こちらも真実はいくつもある、となります。
ぶっちゃけある程度共通項の高い事実は、社会では≒真実として扱っていると思いますが〜
真実はいつもひとつ!! (事実はたくさんあるよ!!)

 このページの趣旨は。。。
  • 真実と事実の区別が付くと幸せ、てか便利。特に2ちゃん。
  • 見ているモノがすべてだとか、本質だとは限らない。一面である可能性が高い。
  • 別個に見ていたものが、実は本質は同じだったのかもしれない。



ちょっと違うけどだまし絵をぺたペタペタ。
元は同じ絵なのに。一つの見方に拘ると、別の見方ができないてことですね。

見ているモノがすべてだとか、本質だとは限らない。一面である可能性も高い。














AとBは同じ色です。







最後はこれ。
男にはなかなか見えません。私も苦労しました。
やはり煩悩が強いとなかなかw







イルカが数匹います


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