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ov17の空気


  第17回は朝9時から夜8時までのスーパードッペルでした。せっかく時間がたくさんあったので、「分科会形式」を試してみました。分科会形式とは、特定の首座を設けずに数人の拳士によって行う形式です。普段丸廉で行っている形式は「一首座形式」ですから、対極となる初めての形式です。
  以前より私はe-研に参加させていただいてましたが、e-研ではいわゆるこの「分科会形式」が主です。稽古の形式としてはとても良いし、本来やる気のあるもの同士が集っているオフ会には最適だと思っていたので、丸廉でもやってみたいと思っていたのです。

●分科会
丸廉での分科会進行の注意事項として最初に私が言ったこと(当日の朝考えた)
・分科会はe-研式である(と私は思う)
・技術・話題に広がりを持たせること
・取り残されないように、とにかく積極的に
・人の話を聞く。広がり重視。
いわゆる「教え魔にならない」
・つまり、一つ一つ注意しあう意識をする
・課題を探す。ネタを探す。電波は受信

でも
・怪我の無いように
・ダレた時は休憩を取ること
・むしろ定期的に休め

・首座はいません
・法形に走ってもよい
・入れ代わりは自由で
・各会でやったことを一つ紹介してもらう
・簡単な報告書作ってほしいっす

分科会の雰囲気

  こんなこと言った割には、下の方の紹介と、報告書は流れてしまった罠。失礼しました。
 また全体的な流れは私が持っていましたが、アンケートにもあるようにスーパー・ドッペルという長時間の稽古だったこともあり、後半はダレてしまいました。ちゃんと休憩なりを入れて場を締めるべきだったと反省してます。また、紹介・報告書は未発です。m(_ _)m

  一グループ3-4人でまず基本についてお互いに確認を行ってもらいました。基本と言えども始めるとキリがないのは言うまでもないこと。茶帯の拳士は分散させて、各グループで振子突・蹴や天地拳などを題材に要望のあった基本の確認を行いました。さらに法器班も同時進行でやっていました。

  基本から、剛法・柔法の組に分かれた…のか?あまり機能していなかった気もします。もう少し明確な方針が必要なのかもと思いました。反省。戸惑っていたのか、やや積極性にかけていた気もします。
  分科会については今後も時間が多く取れるときにはやっていきたいと思っています。

  エヴァかもしくは巨新兵のようです。これはさんです。なぜか白帯。



●70'年代拳士講義&Syami講義
  動画を見ていただくと手っ取り早いのですが、いろいろな事情でここにはアプできません。海外拳士による一味違ったテクニックがいろいろありました。

  いろいろな技の応用?をたくさん見せていただきました。左は顔面に手をかけて倒してます。右はビスキュイさんが痛そうな顔してもがいてます。ウガウガ 共通項は、周りは笑って見ていると言うことですかね。


  今回のSyami講義もいろいろやりました。組技対策をしたり少林寺と中国拳法のタックルの違いを体験したり、居捕周辺をしたり。おもしろーい、前面からの刈足?チックなことをしましたが、興味のある方は今後参坐されたときに誰かに聞いてください。( ・∀・)  時間帯が違うけどこれもSyami講義 結手構



何してるのかは知りませんが、なんとなく絵になっている気がします。草さんは片足だけ足サポ…



  エヴァごっこです。ダウンした人の周りを量産型のつもりで三人が周っています。私も周ってます楽しいです。

  重複しますが、スーパードッペルは長すぎたと思われる。体力的にはなんてことはないが、集中力が続かない、そんな状態で稽古してもいまいち、楽しいわけではない。それこそ、パッと稽古終わらせて何か食べながら拳法談義しているほうが、強くなれるかどうかは疑問だか楽しい。三コマすることはオススメできないことがわかりました。w 分科会形式と一首座形式の比較については今後もやれる時があればやってみたいと思います。
  更に今回の特筆したいことは、やはり70'代拳士さんの参坐ですね。海外の拳士と交流が持てる時代。今はそんな時代なのですね。

しかしアンケートに以下のようなご指摘もありました。。。
・さて、私は、年齢、経験年数、資格などほぼSyamiさんと同じくらいなわけだけど、まず同じくらいなだけに、あれだけのことが言えてできる彼に素直に敬意は表したいと思う。と同時に、他の皆さんがあまりに彼を崇めているような様子を読むと、ふ〜ん、とも思う。あれはあれで素晴らしいが、あくまで一つのやり方、一つの信念。ほかにも少林寺拳法に対していろいろな捉え方、やり方がある。100%完璧な理論なども無いはずだし。
・もちろん、彼を批判しているわけではないし、低く見ているわけでもない。ただ、100%ありがたがってしまうのもどうかなあ、とちょっと感じたのだ。

出稽古に出ると、知らなかったことがたくさんあることにヒシヒシと気づかされるものだが、常に脚下照顧、というか今まで自分がやってきた事に立ち返って何度も試行錯誤しなくてはならないと思う。全く未知の概念に巡り合えることもあるが、万事鵜呑みにしてはいけないということか。然り然り。
  こういったご意見を拳士間で指摘できる間柄で今後も丸廉は逝きたいな思いまふ 。(*´ω`)ぷにぺも〜

「Syamiです。このアンケートの仰る通りです。モノを学ぶ時は基本的に懐疑的な姿勢は必要だと思います。学ぶだけで満足するのではなく、必ず自分で検証してから取捨選択して自分のモノにしてください。そして疑問が生じたら私にも教えてください。それを材料に私も修行を深める事が出来ます。でも崇められたり、ありがたがられている気はあまりしないけどなぁ?逆に皆さんには一拳士として受け入れていただいて、大変嬉しく思っています。と、言う訳でこれからもよろしく〜☆」(2003/05/21)


●丸廉へようこそ
  これは、なにも70'代拳士さんにのみ、向けて言っているのではない。今回は70'代拳士さんがオーストラリアから参坐してくださいました。海外からの参坐は初めてだったので、う〜んなんともまぁ、とても感激だーー!!でも関西から深夜バスで参坐してくださった拳士もいるし、なにも遠いからといってありがたい?といのも変だ。関東在住であっても、ようやく日程が合ったと新たに参坐してくださった拳士も多い。丸廉経ようこそ。これは回を重ねるたびに集まってくる拳士すべてに向けて言っているのです。いや、まじで。

  丸廉を始めて一年と少し、ついに海外の支部からの参坐者を迎えました。インターネットはなんてすごいツールなのだろうと思いました。日々世界は狭くなっていると言うのも満更でもないなと、実感しました。
  ネットの発展が社会に浸透し大きな影響*を与えているが、少林寺や武道の世界にもいやおう無しに入ってくるでしょう。武道の世界は手を取り合うこと、組手主体が必要不可欠ですがそれでもネット・情報社会が果たす役割は大きいでしょう。丸廉もそういった時代に生まれた便利なツールだと思っています。
  しかしこのようなオフ会をよく思わない方もいらっしゃるようです。そういった方々は、基本的にはネットに疎いようです。情報化社会に対して純粋に理解が足りないだけのように思われます。練習会ではなく、別派活動というとんでもなく明後日の方向で捉えてしまう方がいることにも驚かされます。
  現在の発展を受け入れた上で、そこに見え隠れする危険や問題点を真摯に見つめ、正面からそれらに対処して行こうという積極的な姿勢こそがより少林寺拳法を発展させると思うのは私だけか!?

  アルビン・トフラー(未来学者と本人は言っているらしい)はその有名な著書「第三の波」の中でこのように述べている。「いま、われわれの生活の中に、これまでになかった文明が出現しようとしている。(中略) この新しい文明の出現は、一万年前の農業の始まりによって引き起こされた第一の波、および産業革命によって口火が切られ、またたく間に地球上を席巻した第二の波と同様に、社会を根底から変革する大きな出来事である。われわれは、これら二つの変革に次ぐ、第三の波に洗われる時代に生きているのだ」
  ある人がこんな感じのことを言っていた。「情報化社会の流れはもう止められないものだろう。このような流れにムリに逆らうことは、ドンキホーテのようなものだ。もっとネットを活用する方向に向かわなければならない。否定し続けることはもう不可能だ。拳暦のある拳士諸賢には拳法の技があり、若い拳士にはネットを操る技術がある。これらをうまく組み合わせればきっとすごいことができると思う。」
  こういう立派なことを考える人がいるのです。ネット社会での少林寺のあり方についてまじめに取り組もうとしている人がいます。

  私は現在パソコンに一日に何時間も向かってます。「もうパソが無いと生きて逝けない」と日々周りにも公言して生きています。インターネットを通じて得られる情報は私にはとても有用なものが多い。パソコンやインターネットによってできることはまだまだたくさんあります(→サランコット)。有効に運用していくことが大切だと、、、使わないともったいないと思うのです。
  各地で乱捕りを個人で研究されている方はたくさんいると思う。そういった研究の成果をもっと共有できるように成れればと思うのです。
  皆でもっと共有して逝きましょう。そのためにインターネットはとても有効なツールです。うまく使っていこう。もっと皆、積極的に自分の経験や情報を語ってほしい。

また関東以外でもオフ会をやってみようという方はいらっしゃいませんか? 違う支部の拳士と交流すると鬼のように楽しいですよ。技術・視野共にモリモリ広がりますぜ。
*最近、メールで110や119まで通報ができるようになったらしい。多くの業界と多くの社会がインターネットを有効に使おうと動いている。近未来を描いた良作「パトレイバー」には携帯電話は出てこない。つ10数年前までは携帯電話というものがこれほどまでに普及するとは考えられていなかった。それほどすごいスピードでこの業界を改変してるのです。


●オフ会をはじめてから良かったこと
・思わぬところから練習に誘われる
・武専にいくと、知合いがやたらたくさんいることを実感させられる。
・明らかに、技のバリエーションは増えている。課題もどんどん増える。
・手持ちの資料も増えてきた。
・ビデオなどをお願いしたわけでもないのに持ってきてくれる
(市販ビデオから秘蔵ビデオまで)
・ご飯も誘ってくれる。
・画像や動画の交換が容易にできる。手持ち資料がモリモリ増える。
・逝ケてる錫杖も見知らぬ経路で買えた
・HPについて褒められる、自信もついてきた
・信頼できる友達も一気に増えた。
・会った事ないけど、丸廉の活動に協力しちゃる!!
ていう方が地方にぽつぽついたりするこの幸せ。
その他いろいろ


おまけ
  先日チャットが開始されたが、当初10日ほどはダレも利用しなかった。しかし最近は結構夜間に人が集まってきている。いろんな話をタラリタラリとしています。楽しいなチャットてやつは!!
  掲示板よりも返信が早い。相槌も含めて短い言葉のやり取りは、あたかも本当に話しているですね。今まで掲示板やメールではやり取りしていた九州の鳥さんとのチャットでは本当に身近に感じてしまった。チャット特有の感覚でした。
  で、つい調子に乗ってチャットを通して、皆で腹筋と腕立と背筋をしてしまいました。皆で一斉にやると、結構がんばれてしまいます。サボり癖のある私にはとても助かります。皆でパソコンを通して一斉に筋トレ。いいではないですか〜健康的で。時間帯(深夜)を除けば〜藁 こういったことも試してみたり日々楽しい丸廉です。
615期生> 皆のものに申し付ける!!
RUSHER> うん!?
615期生> 35分から一分間、腹筋をしよう
まつたけ> ほんとにするの?
615期生> まじです
615期生> 用意はよろしいかな?
くまくま>開始ーー
くまくま> 30びょー経過〜
くまくま> あと15びょ〜
くまくま> 終了〜
615期生> 一分間全力はけっこうしんどい
Syami> 結構効いたぜ!!
まつたけ> はぁはぁ、あれ、くまくまはしなかったの?
・・・・・・
  こういうことは、チャットというものがほんとに身近に相手を感じることができるツールだからこそのものですね。ほんとに身近に感じますよ。ぜひご参加くださ〜い。


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