「実際にこんなことは当たり前ではないのか? という拳士の方々も多いと思うが,丸廉ではそういものこそちゃんとあげていきたいし,実際に拳法部 や道院でも行っていないから,知らないというところもあるのです!!」 とまず言っときたくなるページ(^_^; 丸廉は,乱捕りをテーマの主眼としたオフなのわけですが,やはり掲示板やアンケートの文末,二次会なとで一番よく 聞かれる声の中に,「法形と乱捕りが繋がらない」というものです.法形と乱捕りのつながりについては,いろいろなも のがあると思いますが,今回はその中の一つとして,複数の法形を設定して相対練習するということをやってみまし た.ちなみに今回は,級拳士の法形,しかも柔法・龍王拳のみで行いました. 単一の法形をやっていると,攻者の攻撃法が既知すぎる.だから攻者のアクションに幅を持たせることで,守者側に 運用の要素を持たせる,つまり自分で選択していくことが必要なようにします.一つを具体的に説明していきませう.簡 単です.ここでは「巻抜」と「寄抜」をセット,複合でやるとします.(A)
以上です.とっても簡単です.乱捕りをあまり行えないような支部でも,かなりやり易い運用法の第一歩だと思います. 見習いからも十分可能で,楽しみながらできるとものと考えます.守者に選択肢があるということが運用法に繋がって いると言う所以です.上手く対応できるようになってくれば,選択肢を広げていけば,まだまだ稽古のネタは尽きませ ん.両手でやってもいいでしょう.二段抜が選択肢に入るようにしてもいいでしょう.つまり(A)のやり方は,
今回のように稽古を行うときに大切なことは,攻者がしっかりとした攻撃をしないといけないということです.剛法に しても柔法にしても,攻者が適当な攻撃をしているようでは,守者の練習になりません.(→参考:少林寺拳法の基礎知 識2) 組手主体を活かすためにも真剣に望むことが必要であることはいうまでもありません.初期に速度や強度を抑え て始めることは有効な段階的方法ですが,何のために運用法をする必要があるのか,護身練鍛とはどういうものなの かを考えれば,けしていい加減なもので終えることはないと思います. 科目表は大変良くできています.よく考えられています.それを活かしましょう.もちろん有段者の法形も加えると益々 増えていきますので.法形には幅があるべきです,あるものです.法形演練において,規定の攻撃に対する規定の対 応(守)のみを行っていてはもったいない,てか面白くない.卑屈にならない程度に法形に幅を持たせることが乱捕りに 繋げれる糸口でしょう. 初めは「組法形」ととりあえず読んでました,オフ会でも.が,この「組」から相対でやることを連想した方が結構いたので,ネーミングがまずかった ことを反省しまスタ.というわけで複合にしてみまスタ. |