「どっちでもいいじゃん」なんて言ってはいけません。意味があるんです。
ちなみに私は昔から以下のように先生に習ってきました。
「最近は左手上での打付けが多い。みんな錫杖を知らないからだ。私たちは昔から右手上でやってきたんだがなぁ。○先生もずっとこうやっていた。それとも最近は左利きが多いんだろうか〜。」
つまり右利きの私は左手上でやってきました。
掲示板に以下のような書き込みがされました。
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- 2532 名前: 138B 投稿日: 2004/10/08(金) 00:00
- 鎮魂行の時の打棒の持ち方は、右手が上?左手が上?と以前書き込みがあったと記憶していますが、どこにあるの?
右手で打棒を持ち、右足を引いて左前に構えるのがリーゾナブル。そうなるように左手が上に構えるときいていました。ソースは御先生と伝え聞いてます。が、本日師匠より右手が上と御先生に指導をうけたとのこと。師の言うことは間違っていても真似るようにという方針の先生なので、困ったのは私。
どちらも又聞き、ソースは同じ。本人に確認できない・・・
かたや納得できる理由付き、かたや納得しなくてはならない理由付き
で、実際どっちだろ?
で、書き込みさがしたら何処にまぎれたのか・・・
syamiさんだったか、ビスさんだったか?
- 2533 名前: Syami 投稿日: 2004/10/08(金) 00:22
- >右手で打棒を持ち、右足を引いて左前に構えるの
うーん、そりゃ私ですねぇ。私は御先生に直接聞きましたよ。
この件に関しては右手が上の理由を皆さんに問うたのですが何方からもご教示いただけませんでした。
- 2534 名前: 138B 投稿日: 2004/10/08(金) 09:35
- Syamiさんの書き込みがある以前から、伝え聞いていたのでおそらく御先生は一時期そのように説明されていたはず。
>何方からもご教示いただけませんでした。
師匠曰く・・・御先生直々の指導である。
で、あうあうとなった訳です。武専の教師で右上に持たれている方がいましたので、聞いてみたことがあるのですが「そんな細かいことまでみてるなよ、間違えたんだよ。」という返事でした。このときは左上が正解と納得してたんですが?
これは直接(関節的だけど)指導を仰ぐしかないですね。
- 2535 名前: Syami@Office 投稿日: 2004/10/08(金) 10:04
- >これは直接(関節的だけど)指導を仰ぐしかないですね。
右上の謎が解けたら是非ともご教示いただきますよう。
(実は左利きだったとか…?)
- 2536 名前: 615期生 投稿日: 2004/10/08(金) 21:33
- 一つページつくりますかな
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というわけで作りました。
まず最初に左手上の理由を説明します。続いて右手上を説明します。右手上はまた聞きした話です。正直内心腑に落ちません。なお、ここに説明したもの以外にも他の解釈があると思いますので、ご存知の方は教えてください。また左手上・右手上共に右利きで考えています。
●左手が上の場合
私が昔から聞いてきた話です。錫杖→打棒の考えです。
@ |
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左は錫杖携帯時の結手構です。
右利きは通常は錫杖を右手に持ちます。 |
A |
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結手構から、基本の構えへ、中段構に構えます。
まずは、右手で錫杖を握り前腕を水平の高さにします。 |
B |
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右手の高さはそのままに、打棒を正面に移し左手で掴みます。
左手はおよそ合掌の高さで掴みます。 |
C |
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右足を引いて構えます。
(左手の位置はBの時のまま固定。右手は腰の位置になるようにスライドさせる。)
これが錫杖の基本の構え、中段構です。 |
D |
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ここで整理しますと、右利きの者は基本の構えでは左手が前になります。
これを踏まえると、鎮魂行の打棒の打付けは左・下の写真のようになるのが自然です。これが138Bさんの言う「左手上がリーズナブル」。 |
ペチン |
※なお、鎮魂行の際に打棒が巡回する時は、Bの姿勢です。実際は打棒の時はもう少し左前腕が水平になるようにした方がよいでしょう。今回の写真は結手から中段構に構える途中を撮影していたので撮影時に見落としました。
●右手が上の場合
これは最近耳にした話です。徒手→打棒の考えです。
E |
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徒手の中段構ですね。
通常右利きは左前に構えるのが常識?です。よね?
ちなみに私は右利きたけど右前です。 |
F |
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この徒手中段構に打棒を持たせる。ご存知のり通り順手と逆手の前後・上下の高さを考慮すると、打棒は左のように配置される。
なお左の写真では、打棒を掴む位置は、錫杖一字構の位置になっています。
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G |
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Fの構えを錫杖の基本の構えと考えるならば、鎮魂行の打棒の持ち方は左の写真のようになる。つまりBとは手が上下逆。 |
H |
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だから、打付けの時は、右手が上になる。
最近の多数派? |
どすこい |
ちなみに古い先生ほど左手上(@〜D)の持ち方をしている場合が多い気がします。古い本などでは鎮魂行の写真は左手上です。しかし、現在連盟が発行している「支部長必携」の鎮魂行の頁では、右手上のイラストが入っています。今となっては意味があるのか、拘りがないのかわかりません。w
私自身はあまり大会には行かないので未確認ですが、大会ではほとんど右手上でやっているとか…
打棒の持ち方にも、意味があります。各人がしっかりと考えを持っていてください。
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これはまず第一に棒を持てばいいのではなく錫杖だと思って持つこと。構えだって左前と右前があるわけだから左が上の場合と右が上の場合だって構わないそうです。
左前となる場合、右手を下ろした状態で棒をもち、それから鈎手(床に対して90度)になり、それを中央にもってきて反対の左手は握るのではなく軽く上に添える。握ってしまうと肘が離れてしまう。そのままの状態で右足を引き右手も少し引けばそれが錫杖の持ち方となる。
それから打棒をする場合はそのまま右に下ろして、反対の左足を前に踏み出して右膝をつき左手で棒をもち、右手の手の平は親指と人差し指を開いて床につけ棒をその間に置く。こうして棒を止めているのは上を持つと床の固いところなどでは滑べたりするので滑らないようにするためです。握ると指を叩くので指を広げてストッパーとします。倒すのは垂直から真下に落とすのではなく打ち付けこの時左手も棒を握って床に打ち付けないようにし打ち付けた反動で浮いた棒を掴み、立って起立と叫ぶ。ただ床を打ったあとはみんな気合をかけているので直ぐに起立と言っても聞こえない時があるので起立の号令の間の取り方にも注意するようにとのことでした。
師匠は通常左手上(左前の構)でやっておられましたが。
ペガサスさんからメールで情報を頂きました。「師匠」とは、御N先生です。 |
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