|
第一章 人、人、人 すべては人の質
■すぐれた一人の人間に、まず自らをおく。
一人のいい息子が生まれたということによって、家庭がころっと変わります。一人ぐれた前科者が出ると、その家庭がみんな迷惑する。こういうことは諸君の周辺にごろごろしてるでしょう。すぐれたもの一人が、いかに重要かということである。
我々は、まずそのすぐれた人間にまず自(みずか)らをおこうではないか、そして周辺にも
いい影響を与えようではないか、こういう教えなのだ。
六六年八月 第一次指導者講習会「あらはん」八二年十一月掲載
■すべては人間の質の問題だ。
この世の中のこと、すべて人間が行い、人間が支配し、管理し、計画しておる。人間の質の問題ですよ、これはね。よくなるのも、よくならんのも、要するに人ひとり、そのポストに立っておる人の心の持ち方にある。こういうことで心の改造をやろうとしているのが宗教、特に金剛禅の大特徴である
六六年八月 第一次指導者講習会(「あらはん」八二年十一月号掲載)
■考え方を変えることによって理想境ができる。
人間の考え方を変えることによって理想境ができるという私の考えは、決して誤りではない。これは、つくらなければならんものです。半ばは相手の幸せを考える者がふえたら、世の中、本当によくなる。これは間違いありません。
六九年十月第三次指導者講習会(「あらはん」八一年九月号掲載)
|
|