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八文字で書かれとる
色即是空 空即是色 しきそくぜくー・く〜そくぜしき
 めっちゃ有名な言葉ですな。意味は「色は空だよ!! 空は色だよ!!」となる。説明になってないかw 色と空とは何を意味するのか、はまたどこか別のページで書くかも知れないし、書かないかもしれない。気になる人は調べてね〜。色即是空・空即是色、つまり、

  色=空
  空=色


 あれ、「=」でいいのかな? まぁとりあえずここではこうしとく。これを見ればわかるように、この八文字は
二度ほぼ同じことを繰り返し言っているように見える。ならばどちらか四文字だけでよかったんじゃないの? 何故二回繰り返すのか。と疑問があってもいい。般若心経は短いことが売りなんだから、どちらかを切ってもよかったんじゃ…とかね。しか〜しこの繰り返すというところも大切だと思う。

 色即是空空即是色てのは大変強力というか便利な言葉で、いろいろな解釈ができる幅の広い言葉だ。今回は其の一つとして、八文字、(四文字)(四文字)の構造について書こう。


段階がある。
 意味の一つは、物事には段階があるということだと思う。行って還ってくるということだな。どうせ戻るからというて、行くのは無駄だと考えてはいかんということだろう。一万本突をしてから「無駄だ」と言うのと、やらないうちから「無駄だ」と言うのは同じではない。人は結論のみを急ぎその過程を軽視しがちだが、この過程に価値を見出すのがこの八文字だと思う。

 たとえば、級拳士に技を教える時に、ちゃんと相手の段階を考慮するでしょう。なんでもかんでも教えると混乱しますから、有段者から見て「ちょっとなぁ」というものも含めて、本人の試行錯誤が必要です。正解だけを教え、正解だけを教えるのは指導する側の自己満足でしょう。
 同様に若い者は軍鶏の喧嘩と揶揄される乱捕りも必要です。力いっぱいの技も必要です。年寄りがさ、言うんよ。自分達は若い頃に散々肉を食べたくせに、年くってから、
「若者よ、肉は身体に悪い!! 野菜を多く食え!!」とかさ。俺は肉が肉食いたいんだぁぁぁぁぁ!! 若者に失敗のチャンスと時間を下さい。自分で失敗と気付くまで。
 一生傷になるとか、内心「ほんとに無駄!!
Σ(゚Д゚;」と突っ込みたくなる場合も多々あるでしょう。それらもよくよく考慮したうえで、時には後進の「無駄」を許容して下さい。

不二である。
 先のは、「行って還る」という段階の話でしたが色即是空空即是色という八文字には、これらの過程は別個なものではなく常に同時に存在し、また同時に進行し、そして別個に存在しては意味を成さないということを教えているのではないかと思います。自分が教えていると思ったら、教えられていた、とかね。見ていたと思っていのに、見られていた、とかね。

 一見異なるものが同時に存在し、むしろその存在を必要としているという認識はとても大切だと、個人的には考えてます。

【参考・関連】
  • 「禅を学ぶ前は、山は山であり川は川であった。
    しかし禅を学び始めると、もはや山は山ではなくなり、川は川ではなくなる。
    そして悟りを開いた時、山は山であり川は川であった。」禅語。たしかこんな感じだった。
  • 十牛図


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