合宿地長野には，レンタカーを借りて皆で乗っていくことにした．現地での移動が便利だし，結局電車で行くよりも速くて安いからですな．合宿初日は埼玉のとある駅で，運転手ビスキュイの指定どおり8:30に着いた．前日集合時間が30分繰り上がった上に，「遅れたら置いてくからなｺﾞﾗｧ」とさんざん脅されていたので，遅刻などしようはずもない．時間ぴったりに到着だぜぃ．どうやら別のおなじ電車に乗っていたらしい，tsさんが別の出口から出て行くところが見えた．駅前で錫杖を軽く振っている．完全な社会不適合者だ……．車もまだ見えないし，呼びに行くのもめんどくさいので放置することにした．他人のﾌﾘとも言う．
  と思ったら，運転手から「渋滞なり〜遅れそーぷにっ」とかメールが届く．「なめとんかビスキュイ!!渋滞がなんじゃーー，飛んで来んかい!! ぷにっ言うてる時ちゃうぞ!! さんざん脅しやがって〜」 実際についたのは……9:00．．．おいっ!!

なにはともあれ，出発しました．

車内では，予想通りアナグマのペースでした．いつも通〜り，軽い口調で重たい話をするアナグマ嬢．道中，休憩兼摘み食いをしながら長野に到着するまで数時間はある意味，修羅場．

で，待ち合わせをしている関西からの丸廉初参坐者，熊狩さんをﾊｹｰﾝ．なんか機嫌悪そうだ〜最悪に目つきが悪い．私は昨年12月の関西オフ以来だから８ヶ月ぶりだった．懐かしいのぉ．

全員で名店らしい，そば屋でズルズルとハラを満たして，午後から練習にのぞみました．確かに美味しかった〜

  現地拳士の方々とさらに合流して，軽く挨拶．練習開始でーーす．
  なんとっまぁ，現地拳士Ｙさんが，奉納演武を披露してくれたのです．しかも!! 錫杖単演．ワタクシ615期生はマジで感激しました．なんてかっこｲｲ( ・∀・) のかしらん!! 
  合宿では錫杖をたくさんやりました．初日午後と，二日目午前は錫杖でした．やっぱり合宿てのは，いつもより時間や内容がお気楽に決められていいですね〜．錫杖での移動もたくさんやって，かなり疲労しましたが，長野の快適な気候により，けっして気持ち悪くなりません．汗をかくのは，多聞のような両端ステンレスが，体育館をかすった時くらいです．(体育館の板に傷が付くから…みんなー気をつけろー)
  錫杖は基本のところをかなり飛ばしてやりました．とりあえず初めての拳士の為にいろいろと全体像を見せる為，構え，突法，打法，受方など次々やりました．私は先の合宿や，それ以降も何度かやっていましたので，ほどよくいい復習になり，もちろん新しいこともできて大満足でした．

もう五時だぞ!! 起きんかいっっ

  合宿中における乱捕りは，全体としては，時間は少なかったが，何時もより汗をかいた．というか疲れた．雰囲気的にはかなりﾏﾀｰﾘとした乱捕りをしている割には，寝不足のせいなのか? しかもわんわんさんが「朝の恨みーー睡眠時間を返せーーー」とか言って下段ばっかり蹴ってくるから，次の日まで足が痛くてたまらない罠．「朝の恨み!? なんのことだ!?」なんて愛の無い人なんだろうと枕を濡らしかけたぜべし．
  この日は熊狩さんに，フルコンルールでの技術についていろいろと教えてもらった．少林寺の拳士は他流に比べれると基本間合いは結構遠い．近づかれてしまうと比較的何もできないことが多い．もちろんそういう時は間合いを切ればいいのだが，熊狩さんは「近くてもできることがある．戦える．知っていればパニクることもないし」と言って，今回教えてくれたのだ．なるほどかなり面白い罠(^_^; 近くても戦うことができるなど，いろいろな戦い方を知っている，できると言うのは気持ちの上でも大変有利に働くと言うことを実感した．まだ覚えただけだか使えるように練習してみたいと思った．

即席演武 今回の合宿レポの中で唯一稽古に役立つかも?という部分です．(^_^;

  今回ようやく丸廉でも演武を行いました．初日の練習開始直後に自由に組を作ってもらい，合宿の最後の時間に演武披露をしてもらいました．これは事前に言ってなかったので，ほとんどの参坐者にとっては寝耳に水だった模様．でも発表までには，なんとかなんとか形にはもっていってましたよ．ほんまかいな?

・演武の組は即席で決める．

・構成も即席で決める．

・演武のための練習時間は特に設けない．

というものです．「演武の練習は休憩時間や朝･晩に勝手に各自でやってくれ」．「演武はだいたい３パラ(３構成)くらいでいいからね〜」ということを言っておきました．実質一時間未満の練習かと思います．
  普段演武なんて組まない人と組む．もちろん所属も違う．構成はさっさっと決めないと，何時まで経っても練習に入れない，ちゅーか早く決めないと構成すら覚えれない罠．ちゅーわけでけっこう苦労します．休み時間や練習後の風呂，移動時も演武の構成などで頭が回りっ放しということもありえます．合宿中はずーと少林寺ﾏﾝｾｰになれますw 

  演武はある程度期間をとって「人様(公)に見せれるもの」を作り上げ・練っていくというのが一般的なプロセスだと思いますが，今回の演武はそれとは違うものです．感じとしては運用法に近いのかもしれません．というのも，このように練習時間が短いと，まさに「普段やってないことはできない」ということを実感するからです．「人様に見せる」ということも忘れ，時間が無さすぎでもうパニックです(丸廉の連中はみんな気楽に楽しんでいたが)． 突然にやる，というところが味噌です．
  演武は運用法よりも，多様な動作で構成しなくては見る者はもちろん，やってる者も退屈です．いくら乱捕りで鋭く磨かれた得意技を持っていても，その得意技のみで演武を構成することはできません．なぜなら単調な演武構成となり完成度の高い演武とはなりにくいからです．質の高い演武を行うためには，より偏りの無い質の高い稽古を普段から行うことが肝要です．
  即席でなくても演武をしてみると，自己の技術の偏りというものを感じるわけですが，即席でやるとそのインパクトがより大きいのです．自分の偏りを修正できぬままに発表が迫ってくるので，叫びたくなるのです．
  ついでに言うと組む相手も即席なので，相手の得手不得手，実力があまりわかりません．組演武の難しさがここでも強調されます．

  ２ちゃんねるなどでは演武なんて無駄だという意見が良くありますが，本質的には少林寺の技術は一定ルール内の試合に特化させるものではなく，一武道として，有効な護身技術へ運用していくことに目的があるとするならば，幅広い技術を習得することが必要となります．そのために演武で己れの技術の偏りを見るといのは，演武をする一つの利点です．

  「おいっ，お前たち今日の〜で演武してくれ!!」と何時言われてもいいように，いつでも見事な演武ができるように，，，普段から偏り無く稽古していきたいものです．

もちろん奉納演武など，すること分かってるものは，ある程度事前からよく練っとけよ，( ゜Д゜)ｺﾞﾗｧ

ｵｻｶﾅﾄﾞｺﾄﾞｺ〜(つ´▽｀)つ とか言うぞｺﾞﾗｯ

  なんとまぁどこまで走るのか．3-40分走って毎日違う温泉に向う．でもね〜いいのよねー，練習の後の温泉〜．すごく雰囲気のいい温泉ばかりでした．ところで私は腕時計をはめたまま温泉に入ったのだが，防水のはずが!? 中曇ってる．．．(=_=;  そういえば，先日の晩に宿でクラッシャーｔｓ君の蹴を受けた時にヒビがはいっていたことを忘れていた．もちろん時計は止まっとる．．．壊れた〜(ToT)．．．とシクシクしながら待つこと半日，おぃっ!! 腕時計はまた動き出していた．もちろん今でも正確に時を刻んでいる．恐るべしスウォッチ!!

  いいのぉ〜皆で広々温泉．にしてもtsくんは完全にエヴァ体系だのぉ．ペイントしてあげたいくらいじゃ〜．
  もちろん風呂でもいつもの二次会のように拳法談義してしまう．すると話だけでは止まらないから，ついつい手と手とを捕りあって，見るも無残な光景が繰り広げる罠．振るのは錫杖だけにしてくれ，ヤマトの諸君．（；´Д｀） (以下自粛)

  一番印象的なのが，Syamiさんだな〜盾卍の付いたタオルを腰に巻くものだから，，，うっ，，，腰の根元の真ん中に盾卍が……なん神々しいんだーー，（；´Д｀）  しかも最終日は，「仁王立ち股間盾卍バック夕日」という完璧なまでの設定（；゜〇゜) ．私とあんさんはついつい拝んでしまった．ﾅﾑﾅﾑ〜(-人-)

  はっきり言って彼は，エロい．しかも私と同じガンオタ(ガンダムオタク)だ．鞄はジオンだ．そしてキャラ濃いぃのよ．言いたいこともかなりずけずけ言ってくるほうな気がする．でもたぶんすごくいい人なのだ．まじで．時折聞く後輩への指導の話を聞いていると，なかなか感心してしまうこともある罠．皆で使えるdownloadファイルにある，彼の指導書などを見るとよく解かると思うが，実に熱心に取り組んでいる．

  また二日目の晩には，ほんとに真剣に丸廉について意見を語ってくれたし，稽古法や技術論についても真剣に相談にのってくれる．彼のように，丸廉のことについて，ヅケヅケ言ってくれる人が毎月参坐してくれたら，よりEXCITINGな集まりになるだろうにと思う．ほんと彼はエロいけど優しい人なんだよ!!