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体裁きと鉤手
●70’年代拳士 題名:今日の稽古では、送小手の練習で使いました。 投稿日 : 2002年10月30日<水>21時40分
 
>鳥さん 体捌きと鉤手

(1)右前で取られたとすると、体捌きは逆小手と同じ方向の二足転身でよいのでしょうか?
相手次第で運歩、体捌きは変えますが、基本的には逆小手ですのでよろしいと思います。
同じ仲間内でいろいろ試されてみてください。

(2)「掴んで鉤手」というのがピンとこないのですが・・・
仕掛技で説明します。
仕掛の小手投、仕掛の送捕などの場合、掛手を「鉤手」の体勢にもっていきながら相手を崩します。そうすることによって反対の添手が操作し易くなり、さらに崩し込み、倒せます。
我々は「鉤手」は写真のようにじっとして開手で守ることではないと思っています。
「鉤手」は“part of motion”つまり動きの中の一部として練習しています。
それには守るだけではなく、攻める際にも「鉤手」の理は応用できると解釈しているからです。
これらは手首の強い人間、関節の硬い人間、他武道の挑戦者と手合わせをしながら身につけ、みんなが上達するための方法として練習に取り入れています。「鉤手」の瞬間には抜手になっておけるように心がけています。
(1)の練習が進むと、さらに相手の裏に回りこみながら、内腕刀もしくは振突で倒します。これは○○道の技にもあります。

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 Res:70’年代拳士 題名:片手での練習 投稿日 : 2002年11月1日<金>06時07分/海外/男性
>鳥さん
片手で練習する際、「鉤手」の開手をあまり活かしっぱなしにすることにこだわらなくてもよろしいかと思います。我の手刀部や掌底部が相手の掴み手に引っ掛かるようにするためには、手首を少し内側に曲げ込むのも必要です。
ゆっくり、しかも止まらずに練習しながら、「鉤手」操作で相手の体勢が崩れるのを勉強することが目的です。そうそう片手操作で相手を投げ飛ばすことは出来ませんので、攻者も前受身を行い、お互いに崩し〜倒しの方向をまんべんなく勉強します。
すっぽ抜けた瞬間というのは、相手の体勢は崩れており、しかも何がしかの“抜き技”は終わっている瞬間ですので、そのまま当身を入れるチャンスですし、さらに相手の崩れ状態を利用しながらの倒し技へも移行できます。
法形では送小手系で“振捨表投”がありますね。
手首、肘、肩のそれぞれの関節を中心に“内旋”“外旋”の円運動を「鉤手」に利用することをみんなで勉強されればよろしいかと思います。

 
 Res:鳥 題名:やってみました・・ 投稿日 : 2002年11月1日<金>00時01分
返信ありがとうございました。
今日の練習で実際にやってみたのですが、(1)において取られた手がすっぽ抜けちゃいました。
体捌きとての回しが不充分だったのかな?
自分なりに研究しながらもう一度トライしてみます

 


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