下受蹴
今回のネタは、下受蹴をより拡張し攻撃(仕掛け)にも応用しようというわけです。 写真では相手の手を封じて、蹴るということをやってます。自分から仕掛けるときに相手の突が怖い場合・邪魔な場合に、相手の手を抑えつつ間合いを詰めてから蹴る、ということをやりました。
実際に何度もやって見ると、相手の突が出る前に機先を制する練習としてもよいのではないかと感じとなりました。この日は、突が出る前に…という練習ではありませんでしたが、段階に応じて、双方攻撃としてもよいはずです。 しっかり抑えてもよし、柔らかく触れる程度でもよし、下受蹴の可能性が広がります。実際に乱捕りをすれば邪魔な手を抑えながら〜とか、どかしながら〜というのはよくあることですからね。
「引く」と言うのは柔法にも繋がる可能性があるので練習として大変楽しい(・∀・)!! オススメです。
この練習の場合には、機先を制するまたは自分から入ると言うような形になります。「順手で押さえて逆蹴をする」という形ですので占位の重要性も考えさせられました。例えば、蹴を直で蹴るのか廻しで蹴るのかではおのずと占位が変わるはず。よくよく研究して下さい。
もともと基本の時間に、順突→逆蹴という項目が入れられていました。このような流れで行っていくと、基本から法形、さらに法形に幅を持たせることが可能なので、大変流れが解りやすく「法形を応用する」ということを理解できるかも。またこの拡張は、法形練習の中に攻守が切り替わるという要素を持ち込むためになかなかよいのではないかと思いました。 さらにお気づきの方も多いと思いますが、「順突→逆蹴」とはいわゆる「対角線コンビネーション(左順突やから右廻蹴、右逆突から左順蹴など、上から下への対角線を基点とした攻撃のコンビネーション。オランダ・コンビネーション)」ですね。
>nosada注、まとめとして以上、下受蹴ですが、非常に簡単な工夫で内受突(と言うか下受突)へも転用できます。 今回の主座を務めるに辺り、どちらか迷ったのですが、運動強度を高め、法形からの逸脱をなるべく防ぎ、 って言うかそもそも千鳥返と被るし、的な理由から下受蹴を選択させて頂きました。 今回の意図として、法形を公式とするなら、 公式を自分の体で解き、証明の追体験を行う事で、 より深い理解に繋がるのではないか、 と言うものがあります。 成功したかどうかはともかくとして。 千鳥返 同様なネタとして、千鳥返でも行いました。
三連であれば、いろいろな組み合わせができるから、用途が広がるかもしれないし、個人差も出ていいかも。 皆さんも紹介された法形のみではなく、様々な法形で試してみて下さい。
PW05のアンケートもご参照下さい。 1.今回のテーマである「大雑把な法形」に基づいた「下受蹴」、「千鳥返」の練習について、感想をお教え下さい。 2.今回行った、「下受蹴」、「千鳥返」以外に、法形の他動作への応用例あれば、お教え願います。 3.乱捕り練習について、感想をお教え下さい。 4.法形練習第一クールにて、練習の最初と最後に「下受蹴」をして頂きましたが、何か違いを感じる事は出来ましたか? 5.今回の丸廉でお気づきになった点をお書き下さい(誹謗中傷もでも歓迎ですw)。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|