トップ > 豆辞典 > 少林寺拳法資料板 > 招式法形名前当てクイズ

  • ここは掲示板の「招式法形名前当てクイズ」をまとめたものです.招式とは少林寺拳法で言う「法形」、要するに技法のことです.中国語です。
  • 最右欄の【解答を見る】をクリックすると,別ウインドウが現われ答えがわかります.こんな感じです→テスト
  • (0).双龍出海以外はSyamiさんの執筆でーす.はっきり言って難しいです.
大 陸 呼 称
ヒ ン ト
解 答
(0).双龍出海 分からない人は教範をあまり読んでないということですね.(w
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(1).懐中抱月   かなり初期に学びます.技を掛けている方の形に注目 
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(2).童子拝仏 高段者の技法です.技を掛けている方の動きと形に注目
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(3).大纏手 級拳士の技法.簡単だけど難しい? 解答を見る
(4).覇王請客 覇王が客を請うと読みます.高段者の技法.確か五段科目?技を掛けた側の形に注目.中国古代からの礼式です.今も使ってますけど. 解答を見る
(5).恕不同行 恕不同行(「一緒に行くなんてゴメンだね!」と言う技法.我が門では「女子護身術」としても・・・? 解答を見る
〜休憩〜
  この様に,大陸での技の呼称は形や要領をイメージ化しているモノが多いです.中国語や漢文の素養がある人には文字が「表意」だけに非常に有効なのですが無い人には文字通り「ちんぷんかんぷん(珍文漢文)」?
  しかし,多くの場合は「こう言う風になったら.こう言う風にすると良い.」と言った感じで技の名称などは教えない事が多い様です.例えば私が学んだ陳氏太極拳の中に「単鞭」と言う招式が有りますが,私達の「逆小手」はこの単鞭の幾つか有る示意(用法)の中に内包されます.
  「逆天秤」や「押閂投」も「六封四閉」の示意に内包されます.私の知る限り鷹爪門など余程「擒拿術」を専門に行う門派でなければ,それぞれの技法の細かい名称までは学ばないようです.

また,それぞれの擒拿技法は
1,正手(基本のかけ方)
2,解手(基本のかけ方からの逃れ方,もしくは封じ方)
3,反手(基本のかけ方への反撃法.「反擒」,「破手」とも言う.)
と言う段階を以て学びます.
  龍華拳などの各系統はこの理屈で構成されている様ですね 例として挙げるならば,逆小手.これの「解手」はいくつかありますね.肘を突っ張ってみたり,引くのを止めて逆に押し込んでみたり,脇を締めたり,手首を活かしたり,etc,etc,etc, え?「逆小手に対する「反手」?ありますよ.ん?どうやるかって?それは師事して問法の事.
(6).野雉拗翅 野の雉の羽を押さえる.「手羽」の形にして制圧する・・・と,言えば?  解答を見る
(7).一柱頂天 初期に習う「五花拳」。ちなみに「桃花」 解答を見る
(8).後上翻 龍華拳第一系。技を掛けられた方の体勢・・・なんだけどこれは分からないかナ? 解答を見る
(9).天旋地転 珍しく、竜王拳と組み合わされた名称の技法。 解答を見る
(10).白馬登猿
      (登には足編を付加)
『白い馬が猿を蹴り倒す』 ちなみに四段科目です。陳式太極拳にもあります。「竜王拳と組み合わされた名称」です。 解答を見る
(11).前翻肘 前方向に肘を翻させる。陳式太極拳の常套手段で、陳式では「覆肘」と言います。 解答を見る
(12).老漢拝将 老いた漢が将軍の前に拝謁する時は? 解答を見る
(13).上纏肘 上に向かって肘に纏い付く龍華拳第一系。 解答を見る
(14).野雉展翅  龍華拳の基本法形です。極まった形がそのまま金剛拳になります。 解答を見る
(15).順水推舟  これも龍華拳の基本法形。字面から連想してください。 解答を見る
(16).英雄有礼 これは羅漢拳。極まった時の守者の形に注目。 解答を見る
(17).剪腿 高段者用の技法で応用変化が沢山あります。 解答を見る
(18).槍背 基本動作。背中に槍を突きつけられた積もりで・・・? 解答を見る
(19).巧破腰索 守法と抜き身。 解答を見る
(20).控腕奪刀 龍華拳。徒手でも対得物でも行う。 解答を見る
(21).倒背金人 これは各派でも比較的普遍な技法。五花拳です。 解答を見る
(22).倒袋口 名称の由来は術者の動作からです。私達の法形には実は無い。けど上級者は知っているし、五段科目。 解答を見る
(23).朝天登 三文字目には足偏が付きます。これも私達の法形には無いけれど二昔前の演武では時々使われていました。名称中の「朝」は「朝廷」の「朝」です。 解答を見る
(24).側手翻 ノーヒント。 解答を見る

教範には,以下のようにあります.
  昔から中国では拳法各派とも秘密主義を採り、各門派共技術をかくすためにそれぞれ独自の立場で、特種な名称や番号などを附して、部外者に解らぬようにしていた為に、その名称は難解であり、その組織と修行の方法は複雑で困難を極めていた。名称についても一例をあげると、義和門で鶴翼煽灯と名附けている打手技の一種を、白蓮門系では白蛾飛翔と云って居り、又、法形の名称にしても、白虎献掌とか鳳風単舞或いは双龍出海、餓虎擒羊等と云う難解で而も意味の不明な名称がつけられて居る。名称と内容が何等の関係もなく存在し、その上法形を組織している各種の技法に、とてつもない奇想天外な名がつけられているのであるから、専門家でもその全部を記憶している人はまれであったのが実状である。
  著者は修行当時から、毎日教えられる各種の技法に対して、自分で解り易いように日本式の名をつけて、記憶して行ったので、どうやらこの複雑難解な少林寺拳法の組織と技法をこなすことが出来たのである。
  日本名を付すことは本当に必要なことだったと,このページのクイズをすると実感できますね.ヽ(Θ∀Θ )ノ やっぱり名前の無いもの,読めないものは認識できませんからね.このこと

参考文献は、
「中国擒拿法」 「少林擒拿分析」 「擒拿与反擒拿」 「七十二把擒拿原理」 「擒拿与解法図説」 「太極擒拿」 「擒拿百則」 「SHAOLIN CHIN NA」 「少林武術擒拿与解脱」 「全国武術訓練教材」 「実戦擒拿術」その他.
だそうです.全く読めませんね.なーむ 元掲示板


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