2008年度 九州学生連盟運用法技術交流会要綱
参加費
1拳士:3500円(保険料込)
参加資格
- 一般支部:15歳以上の有段者(中学生を除く)
- 大学少林寺拳法部:在学中の有段者、または1級以上の拳士(4回生も可)
- 健康ならびに身体機能に異常がなく、当日のメディカルチェックでも異常が認められないこと。
- 運用法講習会に支部の代表者が最低一人は参加していること。もしくは支部長が審判団講習会に参加し、出場拳士に指導していること。
*個人戦と支部代表戦の重複参加はできません。
実施の目的
運用法の技術の向上・拳士間の交流
実施方法
- 一人二回の運用法発表とする。
- 時間は3分間とし、攻守を分けて1分ずつ、自由攻防を1分とする。またすべてランニングタイムとする。
- (時間をとめるのは怪我や防具の不備などでやむを得ず競技が続行できなくなった場合のみ。当身が極まり、技あり・有効の宣告の際は時間をとめない。)
防具
フェースガード、ボディプロテクター(二枚胴)、二重のファウルカップ、素手もしくは連盟公認の専用手袋
以上の防具を必ず着用すること、すべて連盟公認防具とする。女子はファウルカップを除く
その他のサポーター類の着用は禁止する。ただし、怪我等の理由でサポーターの着用を希望する場合は、審判にその旨を伝えて指示に従うこと。
*防具は当日回収したものをコートに振り分けて使用する。
姿勢と心構え
- 礼儀作法を大事にする。
- 攻撃(反撃)を極められた場合、それを冷静に受け止め、お互いが合掌礼して認め合うこと。
- 審判の指示に従うこと。(平常心=自己の感情をコントロールしているか、自己抑制力があるか)
使用技
- 基本的に本部の実施要綱に準拠する。詳しくは「2008年度少林寺拳法考試員審判員講習会資料」
細則「大会における運用法技術紹介(発表)実施要綱」第5条を参照のこと。
- 上段への攻撃はフェイスガード前面部への直突を原則とし、"全て当て引きとする"。
- 裏手打(目打)、手刀切、裏拳突、熊手突の使用は可とする。
- 中段への攻撃は全て可とする(肘当、掌拳打、膝当も可とする)
- 下段への攻撃は膝関節以下への足底での足払いのみ可
- 体構えは、少林寺拳法の体構えとする。
- 攻者のフェイントに守者が反応し、攻者よりも先に突や蹴などを行うことは可とする。
- 危険と認められる技については、審判員の判断で使用を制限することができる。
禁止技
- 上段蹴、裏拳打、鈎突、振突、金的蹴
- フェイスガード側面部、背面部への加撃。
- 掬投、掬首投、虎倒
- 五花拳系の投技、小手投、組み付いてからの投げ技、腰や背に乗せての投げ技
- 倒れた相手への加撃
*突き込みはいかなる理由があっても反則とする
*禁止技を行った場合、もしくは危険とみなされる行為やその他、拳士としての心構えに背くような行為を行った場合は、
相手に技有・有効のポイントが加算される。なお、禁止技を二度行った場合は運用法を中止させる。
*拳士は、主審から言い渡されたことに対してすべて合掌礼を行う。
審査方法
主審1人が親交、副審二人が審査する。主審は技有・有効の判断と運用法の進行を担当し、副審がその内容について審査する。
副審二人の合計点=総合点
以下、3項目を副審が採点。副審二人の点数を合計。
1、技術度(30点)→全体的な技術、主に守者の評価をみる。
2、立居振舞・マナー度(30点)→全体的な礼儀作法・拳士としての心構え。
3、技有・有効加算点(上限無し)→技有・有効の点数のみを加算する。
技有 4〜6点
有効 1〜3点
*禁止技を行った場合は主審が副審との確認を行い、主審が反則技を宣告した上で相手に技有5点を加点。
競技の上、技有を与えない事になった場合は、主審が必ず無効を言い渡す。
なお、禁止技を二度行った場合は運用法を中止する。
*「注意」に値する行為を行った場合は、主審が「注意」する。
3分間の攻防を通して2回以降「注意」を言い渡された場合、主審が副審との確認を行い、周囲を与える度に相手に有効3点を加点。
協議の上有効を与えない場合は必ず、無効を言い渡す。
*1、2項目については「出来ている」を基準とした30点で採点。
1、2項目については以下の要領でさいてんする。
26〜30点 非常によく出来ている。
21〜25点 よく出来ている
15〜20点 出来ている
14〜10点 出来ていない
9〜5点 ほとんど出来ていない