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(2004年版)
  • レイアウトは615期生がいじっていますが、内容はもちろん触っていません。
  • 2004/11/4に行われた全日本学生大会のパンフレットP.45-46から引用しています。→
  • 「学生ルール」と銘打ってますが、どうやら学生に限らず運用されいるてルールのようです。
  • 私が急遽このページ作った理由はここw (見なくても困りません)
要約
     防具
(顔面・胴体・金的)・素手によるポイント制。
     上段は直突のみ、曲線突・上段蹴は禁止、下段蹴・膝も禁止。
     基本的に剛法に特化。
     有効打には互いに合掌礼。



第38回全日本学生大会運用法審査要項

1.出場資格
男女二段以上の挙上。
  1. 出場者は、健康並びに身体機能に支障がなく、出場の都度メディカルチェックでも異常が認められないこと。
  2. 運用法実施要綱を十分理解していること。


2.防具
  1. フェイスガード
  2. ボディプロテクター(二枚胴)
  3. マウスピース
  4. ファールカップ
以上の防具を必ず着用すること。ただし女子はCを除く。サポーター類の着用は一切禁止する。


3.実施方法
  攻撃と反撃をそれぞれ一度ずつ実施する。攻撃を1分間行い、攻守交代する。なお1分間はランニングタイムとする。


4.審査方法
  1. 採点は攻者・守者ともに行う。
  2. 禁止事項・反則を行コた場合は減点対象になる。ただし、審判が危険と判断した場合は即失格となる。
  3. 採点は副審の計2名で行う。
  4. 満点を50点とし、40点を基準に以下の要領で採点する。
・有効
(しっかりと当たってはいるが、防具が無い場合を考えると、ダメージが軽い)
     極めた場合:+一点
     極められた場合:−1点
・技あり
(体勢も間合いも十分で、充実している。防具が無い場合は大ダメージを相手に与えると想像できる)
     極めた場合:+3点
     極められた場合:−3点
・無効
(体勢が逃げ越しで不十分である。防具の構造上「音」はするが、手足が伸びきった状態でかろうじて当たっている)
     0点
・反則
(上段を突き抜いたり、ルールやマナーで問題がある場合)
     −2点。主審が危険と判断した場合は即失格。
・印象点
(試合終了後、副審2名の判断で印象点をつける)
     ±0〜3点
  1. 有効技の判定には、「有効〔片手を下に下げる)」・「技あり(片手を水平に上げる)」と宣す。有効技か決まったら、必ずお互いに合掌礼を行う。
  2. 終了時に勝敗の宣告を行わない。各部門につき最も技能優秀である2名を審判の協議により決定する。


5.使用技
  1. 使用技については『少林寺拳法考試員審判員講習会資料』『大会開催に関する確認事項』に準ずる。
  2. 上段への加撃は、フェイスガード前面部への直突を原則とし、全て当止めとする。
    禁止事項は以下の通り
■裏拳打、鈎突、振突、及びフェイスガード側面部・背面部への加撃
■蹴による加撃
  1. 中段への加撃は、膝蹴りを除きすべて可とする。
  2. 下段への加撃は、膝関節以下への足底での足払いのみ可とする。
  3. 蹴天一等の法形にある技の便用は可とする。
    (ただし技はすべて相手を投げる寸、あるいは倒す寸前でとめること。その時点で技がかかったとみなす。)
  4. 体構えは少林寺拳法の体構えとする。
  5. 禁止技・禁止事項は下記の通り
■下段への蹴り技、刈足
■掬投・掬首投・虎倒
■投技全般
■相手に故意に継続的に組み付いたり、袖や襟を掴むこと
■倒れた相手への加撃
■金的への加撃
  1. 危険と認められる技、少林寺拳法としてふさわしくない技に関しては主審の判断で使用を禁止できる。
  2. 禁止事項を行った場合は主審の判断で1回目は注意、2回目以降は減点とする。ただし、主審の判断で危険性が高いとみなした場合は、拳士を即失格処分とし、発表を終了する。


6.出場する上での姿勢と心構え
  1. 礼儀作法を大切にすること。(相手に対しての礼儀、審判に対しての礼儀)
  2. 攻撃〔反撃〕を極められた場合、それを冷静に受け止め、お互いが合掌礼をして認め合うこと。
  3. 常に平常心を保ち、主審の指示に従うこと。
  4. 上記のマナーが守られない場合、主審の判断で拳士を失格させることができる。

■気になるポイント
  • 審査であること。この文は「運用法審査要項」となっている。ちなみに200/11/21年の全国大会では、運用法は「発表の部」と呼ばれている。運用法の発表です。U゚Д゚U ?
  • 上段蹴・下段蹴無し。別に何で入れなきゃいけないかと問われれば困るまりますがw、 これらは旬だし…てかもう常用だしな〜と思うこの頃。ヤンキーだってローキックすると言われる時代に…
  • 拳士として相応しくない技と言うのは、まま有りかな〜とも思いますが、体構えは少林寺拳法の体構えとする。」にはちょっとビックリΣ(゚Д゚;o)
  • が無い。まぁ最初だし有りかな。きっと今柔法の上達に役立つルールを研究中なのでしょう。
  • 白黒がつく数字という明確な形でポイントをカウントするも、勝敗は灰色
  • 有効打には互いに合掌礼。これは浸透してくれるといいですね。
  ルールの議論は決着が絶対につかないので、万人が納得するルールを模索していると現役学生がおじいちゃんになってしまいますからね。2を3に、3を5にするよりも0を1にする方が大変です。まずは「やってみた」ということだけでも大変うれしく思えます。これらの気持ちは丸廉に参坐してくださる学生拳士からも感じられますしね〜。
  でもパンフレットに、演武・運用法共に「何故するのか」という目的が書かれていないなんです。今の少林寺拳法界には特に運用法の目的や位置づけをその度明記する必要があると思います。


第38回少林寺拳法全日本学生大会 データ
 大学数138校  総部員数1,841人  出場者数 3,363人 コート18面

演武と運用法を勝手に比較
予選 本選 出場資格 ルール記載頁 表記
演武 出場組数 921組
10:00〜12:40
13:30〜14:50 拳士であれば 第38回全日本学生大会審査要項
運用法 なし 男子三段以上の部(10組 一面)
女子二段以上の部(8組 一面)
男子二段の部(16組 二面)
14:50〜15:10
二段以上 第38回全日本学生大会
運用法審査要項

いろんな意味で少ないぞ、がんがれ!!

2008年度 九州学生連盟運用法技術交流会要綱

参加費
1拳士:3500円(保険料込)

参加資格
  • 一般支部:15歳以上の有段者(中学生を除く)
  • 大学少林寺拳法部:在学中の有段者、または1級以上の拳士(4回生も可)
  • 健康ならびに身体機能に異常がなく、当日のメディカルチェックでも異常が認められないこと。
  • 運用法講習会に支部の代表者が最低一人は参加していること。もしくは支部長が審判団講習会に参加し、出場拳士に指導していること。
*個人戦と支部代表戦の重複参加はできません。

実施の目的
 運用法の技術の向上・拳士間の交流

実施方法
  • 一人二回の運用法発表とする。
  • 時間は3分間とし、攻守を分けて1分ずつ、自由攻防を1分とする。またすべてランニングタイムとする。
  • (時間をとめるのは怪我や防具の不備などでやむを得ず競技が続行できなくなった場合のみ。当身が極まり、技あり・有効の宣告の際は時間をとめない。)

防具
 フェースガード、ボディプロテクター(二枚胴)、二重のファウルカップ、素手もしくは連盟公認の専用手袋
 以上の防具を必ず着用すること、すべて連盟公認防具とする。女子はファウルカップを除く
 その他のサポーター類の着用は禁止する。ただし、怪我等の理由でサポーターの着用を希望する場合は、審判にその旨を伝えて指示に従うこと。
*防具は当日回収したものをコートに振り分けて使用する。

姿勢と心構え
  • 礼儀作法を大事にする。
  • 攻撃(反撃)を極められた場合、それを冷静に受け止め、お互いが合掌礼して認め合うこと。
  • 審判の指示に従うこと。(平常心=自己の感情をコントロールしているか、自己抑制力があるか)


使用技
  • 基本的に本部の実施要綱に準拠する。詳しくは「2008年度少林寺拳法考試員審判員講習会資料」 細則「大会における運用法技術紹介(発表)実施要綱」第5条を参照のこと。
  • 上段への攻撃はフェイスガード前面部への直突を原則とし、"全て当て引きとする"。
  • 裏手打(目打)、手刀切、裏拳突、熊手突の使用は可とする。
  • 中段への攻撃は全て可とする(肘当、掌拳打、膝当も可とする)
  • 下段への攻撃は膝関節以下への足底での足払いのみ可
  • 体構えは、少林寺拳法の体構えとする。
  • 攻者のフェイントに守者が反応し、攻者よりも先に突や蹴などを行うことは可とする。
  • 危険と認められる技については、審判員の判断で使用を制限することができる。

禁止技
  • 上段蹴、裏拳打、鈎突、振突、金的蹴
  • フェイスガード側面部、背面部への加撃。
  • 掬投、掬首投、虎倒
  • 五花拳系の投技、小手投、組み付いてからの投げ技、腰や背に乗せての投げ技
  • 倒れた相手への加撃
*突き込みはいかなる理由があっても反則とする

*禁止技を行った場合、もしくは危険とみなされる行為やその他、拳士としての心構えに背くような行為を行った場合は、
相手に技有・有効のポイントが加算される。なお、禁止技を二度行った場合は運用法を中止させる。
*拳士は、主審から言い渡されたことに対してすべて合掌礼を行う。

審査方法
 主審1人が親交、副審二人が審査する。主審は技有・有効の判断と運用法の進行を担当し、副審がその内容について審査する。

副審二人の合計点=総合点

以下、3項目を副審が採点。副審二人の点数を合計。
1、技術度(30点)→全体的な技術、主に守者の評価をみる。
2、立居振舞・マナー度(30点)→全体的な礼儀作法・拳士としての心構え。
3、技有・有効加算点(上限無し)→技有・有効の点数のみを加算する。

技有 4〜6点
有効 1〜3点

*禁止技を行った場合は主審が副審との確認を行い、主審が反則技を宣告した上で相手に技有5点を加点。
競技の上、技有を与えない事になった場合は、主審が必ず無効を言い渡す。
なお、禁止技を二度行った場合は運用法を中止する。

*「注意」に値する行為を行った場合は、主審が「注意」する。
3分間の攻防を通して2回以降「注意」を言い渡された場合、主審が副審との確認を行い、周囲を与える度に相手に有効3点を加点。
協議の上有効を与えない場合は必ず、無効を言い渡す。

*1、2項目については「出来ている」を基準とした30点で採点。

1、2項目については以下の要領でさいてんする。

26〜30点 非常によく出来ている。
21〜25点 よく出来ている
15〜20点 出来ている
14〜10点 出来ていない
9〜5点  ほとんど出来ていない

 【参考】地方学生大会で使われたルールまあ (ほぼ同じ)
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実際にオフ会でもやってみました「ov40」
なかなか良好

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