見つけました
@:577 名前: 退役拳士 ◆UzFO/GK. 投稿日: 02/01/25 09:57 ID:rWOtLiQ6
参考までに。蹴り方まで書いてありました。 長文ですみません。・・は省略した部分です。
「あらはん」 1986年8月号より
Q 少林寺拳法に下段廻蹴というのはあるのでしょうか?
あるとすれば空手のローキックとどう違うのか教えてください。
A ・・少林寺拳法は護身術です。とすると、下段に対しての蹴り攻撃には適していませんとか、練習していませんでは、胸を張って護身術ですとはとうてい言えなくなってしまいます。
・・護身術というのは、いつ、いかなる場合でも我が身を守る術です。・・少林寺拳法の法形はその一つの例題ということができます。少林寺拳法には護身術として例題(法形)を学ぶことにより、原理・原則となるものを身につけ、どのような攻撃にも対処できるようにしなければなりません。
・・「その蹴りはなしにしよう」では護身術としてはおかしいことになるのです。例題である法形を十二分に練習したら、応用問題として乱捕りもおこない、さまざまな攻撃に対処できるようにすることにより、臨機応変に技が使いこなせるようになるのです。 ・・空手のローキックとどう違うのかについて考えてみましょう。 下段に対しての蹴りによる攻撃ということではまったく相違ありません。要するにそのような蹴りがあるということを認識して・・修練することがたいせつなことなのです。下段に対しての蹴り防御は・・蹴りの外への急所をはずすか、内へ入る。また足を上げるなどしてその急所へ当たらないようにします。
膝受か脚刀で受ける場合があります。・・功者の蹴りの攻撃の当たる部分と、我の脚刀との角度を考えます。 ・・角度を浅くして、鋭角になるように受けてみてください。 このように膝受けでは衝撃を受けないことが大切です。また、蹴りのくる方向に逆らわず受け流すことも方法としてあります。 ・・受けは蹴り攻撃がきて受けるのが常です。しかし、、防御全体を考えると、蹴りを出せないようにすることはハイレベルな防御と言えます。 しかし、そのためには相手の動きを読むことが前提となります。瞬間に去来する相手の動きを読むためには、まず動きを観察することが練習の第一です。
・・蹴りの効果を少なくする位置、あるいは未然に防げる位置に我が動く訓練が第二です。・・
我が下段に攻撃をするときは ・・無駄のない当身が要求されます。そこでは「当身の五要素」を忘れてはなりません。・・正確に急所を狙ってください。
ただ練習するときは、膝の周囲の急所への蹴りは、膝の故障の原因ともなりますので、充分注意をしてください。
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