※当ページの方法はあくまで一例です。615期生の経験から書いています。
※どうもこのページはかなり重たいようなので、画像が全て落ちるまで気長にまってください。
まずここ→「あらはん」 1986年8月号より下段蹴
下段廻蹴(以降、ローキック)は
脛でうける。
つまり「手で受けるな」と言いたわけです。
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(1)膝を上げる 《最重要》
以上!! 手で受けるな!! てこと。
まじです。これさえできてればいいです。もっといろいろ方法や注意点があるだろって!?
知らん。
そもそも拳士は膝を上げれない。とっさに。痛くない受けとか高度な受けなんてのは!!
下見ないで 膝上げれるようになってから考えろ!! てかその頃は多分できてる。 確実な受けがしたいのっっ。とっさに膝上げれるようになること!! これが超重要課題、と現状を踏まえて考えます。下のようになってはいけない!!
1.無反応 合成だよごめんよぉ
2.足を引く
爪先立ちに成りがち
3.払受
頭が下る。体も曲がる。
■練習法
膝をとっさに上げること、まずこれが初心にはむずい。
次に膝の上げ方、これもやり始めると結構ウンチクがある。というわけでこれだけで十分お腹いっぱいになります。
(1)蹴るためのウンチク
攻者がしょぼいと練習になりません。まずは攻者の練習から。ミット を使うとよりよいです。物蹴らなきゃダメです。
a.どこで蹴るのか
私の場合は右の写真の箇所です。これは一例ですので別に前足底で蹴ってもいいですし、甲で蹴ってもいいですし、脛で蹴ってもいいです。自身で試して、自分が使いやすく相手に効きやすい箇所を探してください。
キックボクシングなどではもっと高い(脛側)で蹴っていると思います。また掲示板で他の方はどこで受けているかを聞いてみました。下方に引用してありますので参考にしてください。
b.どこを蹴るのか
だいたいこのあたりだと思ってください。少林寺的に言うならば、外側だと上から「伏兎ふくと 」「風市 ふうし 」、内側は「血海 けっかい 」です(インロー)。
練習の段階では、足に対して垂直に入れて垂直に引く蹴を意識してみてください。蹴る瞬間に僅かに軸足の膝を抜いて (脱力)で体重が乗るようにするとさらにGood。また両者の接触点よりも10cm以上置くを蹴る意識もお忘れなく。
振蹴系全般に言えることですが、ローキックは特にミット蹴りとの相性がいいです。ミットを全力で蹴って腰の入った体重の乗った蹴を練習してください。
(2)受けるためのウンチク
★ の付いている ものは、何回かやれば説明しなくても気が付いてくるものです。書くほどではないものですが書かないのも不親切なので一応書いておきます。
a. どこで受けるのか。 ★
前述の通り脛 です。膝を上げて脛で受けます。
しかし膝を上げるだけでは脛の骨に当たってしまうと痛いです。できるだけ足の外側、肉のあるところで受けましょう。
b. 受ける角度 ★
水平断面で見たとき左のように90度(もしくは構造的に耐えられる形) を意識して受けましょう。角度が悪いと強いローキックで押されてしまい、体勢を崩してしまいます。写真では外側からのローキックなので外に向けていますが、インローに対しては内側に向けて受けなくてはいなりません。
注意しなくてはいけないことは、膝を上げるだけでそちらに足を押し出して必要以上に迎えにいってしまうとあまりうまく受けられません。慣れてくると膝より下で相手の足を操作することもできますが、それはずっと後の話です。今は止めときましょう。
だいたいこんな感じで受けます。参考程度に。
順足に対するロー
順足に対するインロー
逆足に対するインロー
逆に足に対するロー
以下に書いてある三連攻・四連の受けもこれくらいのタイミングで受けれるように心がけてください。ローキックは咄嗟に受けることが多いのでこれくらいサクサクと足を上げられないとつらいです。膝を上げても上体に特に影響が無いことにもとにも注目してください。
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(3)練習の流れ
a.連蹴でする
右の写真のように三連を一セットとします。できる人は四連。写真の通りなら、左→右→左という風に連を行いやすい順番です。
順足に対するインロー
順足に対するロー
逆足に対するロー
なお左前・右前/開構え・対構え等々は特に私は気にしません。好きなように、またどれでもできるように攻守ともに練習しましょう。
まずは蹴る練習です。特にちゃんと正しい 位置 を蹴れているかをチェックしてください。いい加減な攻撃だと受け側も変な受けになってしまいます。特に受ける練習ばかりしていると蹴る位置が 下りがち です。ご注意ください。
実際に受けを行う時もたまには蹴らせて位置を確認してください。
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まず蹴らす…
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そして受ける。
【参考】
世間では、右のように「逆足のインロー」 を加えた四連一セット (蹴る順番に注意) としている場合が多多ありますが、私は上の三連で始めることにしています。それは逆足のインローは他の三つに比べてやや難しいからです。難しいといってもさほどでも無いので慣れてくれば是非試していただきたいのですが、別に上の三連のみでも充分だと思います。
逆にもっと簡単にするために、インローをしない二連、また単撃も練習法としてはあると思うのですが、これらはあまりオススメしません。上のようにインとアウトを両方含んでいること、また左右両足に対して続けて受けることで、 (ちょっと言えば) 自然と受ける角度などが身につくと思います。単撃にしてしまうと、 角度に対する認識が薄くなります。
ちなみに逆足インローてむっちゃ痛いです。
★ の付いている ものは、何回かやれば説明しなくても気が付いてくるものです。書くほどではないものですが書かないのも不親切なので一応書いておきます。
■今までの経験上注意してきた点。
● 膝から下の力はできるだけ抜きましょー
始めは膝を上げるために足全体に力が入ってしまいがちのようです。膝から下は力を抜きましょー。 ブラーンとしておけばローキックが当たっても比較的痛くないです。
膝に糸が付いていて、それをピコンピコンと引っ張りあげるイメージでいつも話していますが…つまり足を持ち上げるのではなく膝を持ち上げてるイメージなのです。膝から下は考えてません。柳のようなイメージですw
多少角度が悪くても力抜いていればあまり体を持っていかれない、気がする。
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● 膝から下で迎えに行かない。
相手の蹴り足に対して角度を注意しなければいけないことを上で書きましたが、これまで膝を上げたときに膝下で相手の蹴を迎に行くような受けを何度か見ました。しかしこのようなことはようなことは当初はしないでとにかく膝にのみ意識をおいてください。膝下で迎えに行くと脚に力が必要以上に入ってしまう気がします。
※慣れてくると相手の蹴り足に対して作用するためにこのような動きをすることがあります。
※また何か思い出したら付け加えていきます。
■ローキックの実際の話
このてのウンチクも知っていると楽しくなるし、後輩指導の時にもちょっとは話せた方がいいしなっ!!
てわけで載せておく〜
● ローキックなんて効くの?
効きます。痛いです。たまらんとです。内臓とはタイプが違うけど心が折れる 種の痛さがあります。2ちゃんなどをみているとろ「ローなんて効かん!!」とかいう人がたまーにいますが、実にうらやましいです。たいていの人にはちゃんと効くので試しに…蹴ってもらってください。
膝を高く上げればミドルキックも受けれます。一部の空手・ムエタイなどでは常套手段です。しかしムエタイなどでは特にそうですが、ミドルを受けるならば軸足は爪先立ちになるくらいで立つ必要があります。そうやって高さを稼ぐのです。これも一つの方法として知っていてもいいでしょう。危険性としては、足を払われたり組み付かれてからの投げに対処がかなり遅れるということです。
● ローは受けたら返しとく。
ローは受けたら・もしくはもらってしまったら 一発返しておく くらいの気持ちが必要です。ローももらいっ放しだとやっぱり気持ちが悪いので返しておくことで平静を保つのです!!
これまんざらでもないよん。乱捕りでローを使うようになればわかるかなーと思います。
その為に普段から受け返しの練習をしておくとよいです。
例えば受けた足でそのまま段攻撃、もしくは受けた足をすぐ下ろして逆の足で連反撃など。
慣れてくれば逆にローなんかもらい続けてもあんまり気にならなくなることもあります。平静ならこれもよし。
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掲示板で質問 どこで蹴っていますか?
3662 名前: 615期生 投稿日: 2005/10/21(金) 10:50:58
ov47スレ下げちまったのは失敗だった…
皆さんいくつか質問させてください。
まず、ローキックを行う場合はどこで蹴っていますか?(親指-小指(内-外)の横軸ではなく縦軸の話です)
これを参照に教えてください。 >> http://0bbs.jp/p615/img0_563 (右の写真)
私はe-dくらいでしょうか。
キックなどではもっと高い位置で蹴っているのは知っていますが実質ここらへんになってます。
3663 名前: アップル 投稿日: 2005/10/21(金) 11:01:01
>これを参照に教えてください。 >> http://0bbs.jp/p615/img0_563
キタネェ脚だなヲイ! orz
私は使ってるつもりは、dかfです。足の甲か、スネか。
が、相手の動きによってずれます。
3664 名前: 615期生 投稿日: 2005/10/21(金) 11:05:16
そですね、汚い、じゃなくてずれますね。
ありがとうございます。
自由攻防の中でずれるのは仕方ないとして以下は、
相対練習やミットなどの基本段階でどこで意識しているかでお願いします。
3665 名前: 花のサンパチ 投稿日: 2005/10/21(金) 12:12:27
私はは原則D−C間「でした」すね。
少林寺の場合は遠間なので先端近くにすると、
相手の動きにより親指が痛めやすいです。
思いっきりスネもいいですが、顔面有りだとあまり接近もできませんし。
サンドバッグの時はスネから指先までまんべんなく鍛えていました。
3666 名前: 615期生 投稿日: 2005/10/21(金) 23:55:42
サンパチさんありがとうございました。
3667 名前: とっしぃ 投稿日: 2005/10/22(土) 00:18:41
私はd−c間〜cあたりですね
bあたりだと力が乗せ(乗り)難いし
eより足先だと足首や足甲に負担がかかって、自分が痛い思いをしました
よって、足首に近く関節でないd−cを当てています
3668 名前: あぎ 投稿日: 2005/10/22(土) 00:59:57
fですね。
ただ、足の甲の正面を打ち付けるのではなく、
親指の付け根の延長線上の骨のラインを使ってます。
だから、微妙に足の甲とはいえないかも。
3669 名前: 615期生 投稿日: 2005/10/22(土) 01:24:58
ありがとうございました。
なんとなくイメージが沸いて・・・固まって・・・きました!!
3670 名前: 名無しさん@いらっしゃい 投稿日: 2005/10/22(土) 13:40:04
b-cでは?
ショウリンジャー相手だと足先でもいいけどキックボクサー相手だと足先つぶされるんでは?というか怪我が多いからそこで蹴るように気をつけてる
顔面ありでも同じだよ
3671 名前: 名無しさん@いらっしゃい 投稿日: 2005/10/22(土) 13:51:20
顔面ありとなしの時のローキックの間合いの違いは頭の位置の問題
顔面ありの時も足先を走らせてスナッピーに蹴って意識を下に向けるときなどを除けば基本的には近づいて蹴る
パンチ捌いてボディーブロー打つのと同じ
3672 名前: Syami@Office 投稿日: 2005/10/22(土) 14:02:36
前足底。当て先は夜光、風市、膝陰、膝陽その他。
え?そんなのローキックじゃないって?
3673 名前: 名無しさん@いらっしゃい 投稿日: 2005/10/23(日) 12:49:39
それもローキックであり、ローキックも少林寺(振り蹴り)である。
斧神脚も掃腿も、ストッピングも、ローキクであり、少林寺である。
3677 名前: ワタ 投稿日: 2005/10/29(土) 20:03:09
>3662
私は脛部の方が思い蹴りができるので b - c - d ですね。
321 名前:名無しさん@一本勝ち[] 投稿日:2006/02/12(日) 04:06:18 ID:/kEOhJnX0
その意味を具体的に聞きたいな・・・私は突いているとしょっちゅう形に癖があると
言われるので数よりもやっぱり意識的な突きかなと思ったりするのですが
それからもう一つ、上段はともかく、強く感じるのがやはり下段のもろさですかね、正直少林寺しか知らないと
下段を裁ききれないと痛感するのですが・・・ 多数やられてる方はどうさばかれるんかな
323 名前:名無しさん@一本勝ち[] 投稿日:2006/02/12(日) 07:25:10 ID:BClBFbWD0
あと下段?これはローキック対策のことでしょうか。
少林寺の師範や道場の有力者の動きを見るとたしかに脆そうに見えます。
しかしキックのロー対策って具体的にどういう技法があるかというととりたててあるわけでなく、立ち方と体裁きでこれを反復練習することにつきます。
(スパーではパンチをもらう危険性があるのでそう簡単にローを撃てるもんじゃないんですけど。だから効き足でない方のジャブ的なローをいかに早く重く撃てるかとかパンチのコンビを練習して本命の効き足の威力ある蹴りを生かすような練習をします。)
そういう観点からみれば少林寺では「ローを意識した練習をしてない」ので捌けないんじゃないかと思うわけで、そういうのを捌くノウハウを少林寺じたいが導入するか、個人で外部で練習するかでしょうね。
326 名前:名無しさん@一本勝ち[] 投稿日:2006/02/12(日) 10:24:17 ID:BClBFbWD0
>>321
他のスレも見終わりましたが、少林寺拳法ではローとハイが鬼門なんですか?
丸簾というサイトでローの受け方の研究がありましたが、なんだか認識が逆 なんですよね・・・フルコン格闘者相手ならローをバシバシ撃ってくると
思うのですが、自分の習ったキックのジムではいきなり近い距離に入ってローなんてありえませんでしたよ。顔面にパンチもらいますから。
もし相手がいきなりローを撃ってくるそぶりを見せたら迷わず顔面を撃てという感じで教わりました。
ローできたら相手の方へ入る意識です。ローの受けは基本的にはそのサイトにあるように足でカットすることが多いです。それは足でブロックというよりは気持ち相手のローのヒットポイントをずらす感じです。足でカットしたらその足の着地の瞬間までにその足側に重心移動をして逆側のパンチやキックを出します。そういう意味でキックではローやミドルは足でカットすることが多くなったと思われます。これは最初の方で習うことなので、或る程度この動きが染み付くとなかなか怖くていきなりローを撃つなんてできなくなりますよ。だからいかに安全にローを撃つかということの練習になります。ワンツーで入ってローとか軸足でない足からローを撃つとか。K1の試合を観るとわかると思いますが、そういうことで顔面なしフルコンの試合に比べると選手はローの使い方に慎重になっているのはあたりまえなんです。
以上のことは私が15年前まで習ったジムでえた個人的見解です。
少林寺拳法をここ数ヶ月経験した感想としてはローの対処をするには立ち方がちょっと窮屈に見えます。(おそらく刃物を持った相手を想定しているからでしょう。)
あ、蛇足ながらローとかの対処をするためには脛を鍛えないとだめなんですが、これがキツイんですね。
VIDEO VIDEO
おまけ なんか撮りためてあったものの一部
このような技術のページについて
私は基本的に丸廉サイトで個別の技術について作りたくありません。あまり意義を感じませんし、秘伝だと門外秘とか突っ込まれるのもめんどくさいですから。またせっかく多様な変化のある技をサイトに掲載することで、まるでその技が本筋だとか本物だとかそういう勘違いをする人、絶対いますので。2ちゃんなら一サイトを見ただけで少林寺拳法の技は〜などと講釈垂れるDQNもいますし。技術とはそんなに薄っぺらいものでしょうか。
やはり技術とはサイトや本やビデオなどからではなく、道場で面受面授で学んで習得していくことが基本だと考えています。先生や同輩と教範でも見ながら「あーでもないこーでもない」とすることが本筋だと考えています。各種基本諸技についてもオフ会などをするとかなり蓄積がされますが同様です。コツなどを掲示板などで多くの拳士と話し合うのならまだしも、サイトはほとんど私一人の観念です。技術ページといものが無駄だとも思わないのですが、あまり丸廉サイトでは扱いたくありません。
しかし、ハイとローに関しては本当に拳士にとって鬼門であるにもかかわらず多くの拳士は対処できない、これほど一般的な技術にも関わらず・・・まさに鬼門です。ですからハイとローだけは一つの形だけでも作っておきたいと思っていました。このページ以降の内容は一つの形に過ぎないことを再度ご確認ください。
つまりだ!!
丸廉に掲載されてる形なんてどうだっていい!! でも、ハイとロー受け方がわからなかったら細かいところはどうでもいいので、
これだけ頭に入れて試してみてください。
…
「少林寺はハイとローは対処できない」じゃない!! お前ができんだけじゃ!!!
勘違いすんな!! 認めろ!! はぁはぁ
合掌
このページ名は,「 ローキック対策 」です.ご意見・ご感想・ご要望をお寄せ下さい. 下の方法でお願いします.
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おそらく上に行くほど返答が確実です.