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ov23の実施内容
担当 わんわん

今回のテーマは、
@攻者の攻撃の幅を広げる。
A守者の防御の練習、
の2点を意識して行いました。
@に関しては
 攻撃の意識:なにも考えずに攻撃をするのではなく、相手の隙をみつけて攻撃します。特に連反攻においては、上、中、廻蹴りと、パターン化した攻撃しかできない方が多いですが、隙あらば、直突、鉤突もあわせることで攻撃の幅が広がります。以下後述

Aに関しては
 法形の意義、基本的なガード練習、の2本立にしました。
 攻者が決まった攻撃にくるのではなく、相手いるところを狙うということがわかれば、柔軟に対応できるようになるはずです。そのため、普段の稽古で手薄になっている、上段蹴ガード、下段蹴ガードの一部を紹介しました。その上で、三の形と、上、中、廻蹴を合体させた場合のガード練習を行いました。攻者は、上、中のあとに5方向を攻撃するので、その反応練習にもなったでしょう。



実施内容報告
一.基本
 振子突、蹴り上げ、上中回し蹴り蜘蛛足下がり、上中上、天地拳第1系(3まで) 移動で使う動きを基本で行いました。

二.移動・相対1(上、中、下のまわし蹴りのガード)
  今回は、最後の法形への導入、移動の際に行う攻撃に対する防御の練習において使う範囲の内容を紹介した。
1.中段まわし蹴りに対する防御
@払受
  対構の場合、差込回し蹴りに対して、斜め後ろへ下がりながら払い受け。これはその場で受けると蹴りの威力が大きいので、威力を消すために下がる。
A掬う
  前へ出ながら蹴り足を掬う。イメージ的には蹴天一の掬い。前へ出ることで相手のバランスを崩す。蹴りが完全に威力がでる前に、つまり、出だしの段階で掬うのがコツ。
B開退
  前足をさげるだけ。相手の蹴りが的確に狙ってきたときは、足をさげるだけでかわすことができる。ただし、相手の足が伸びてくる可能性があるので、逆手で払う。蹴り足の反対方向へ流すイメージ
2.下段まわし蹴りの防御の一部
  今回は、アウトローのみを行った。(リンク:下段ガード
3.上段まわし蹴りの防御の一部
  今回は、@外受、A内受、B両手で落とす、の3パターンを紹介。(リンク:上段ガード

三.移動・相対2(1の混合練習)
  1〜3までの攻撃を攻者が選択したうえで、上中突の後のまわし蹴りの攻撃に対する防御練習を行う。

四.移動・相対3(天三の形の練習)
  突天三、蹴天三、天地拳1系、は、上中上、上中蹴り、上中鉤突、といった形として決められたのではなく、上、中、二連の後に相手のガードが開いている場所を攻撃するものである。上、中、の後の攻撃を三方向に自由に行うことにより、それに対する反応練習の移動を紹介。(リンク:天三の形

五.移動・相対4(本日の仕上げ一〜四の混合バージョン)
  攻者は、上中二連の後の攻撃は、上で述べた5パターンを行い、守者はそれに対して防御の練習を行う。(上、中、下の廻蹴、上段突、中段鉤突) また、対角線コンビネーションの紹介もここで行い(つまり、今回の逆足で最後に蹴るバージョン、また、中段への普通の突きでも可能である旨)

六.移動・相対5(お互い左前で)
1.突きの軌道の紹介(中心である顔に狙うため対角線になること。)
2.肩の動きで顔をさける方向を選ぶ。
3.純突に対して、右手で落とす練習。
4.逆突に対して、左手で落とす練習、内受突の練習。
5.逆突に対して、引天秤、開身突の練習。
6.純突に対して、掴む練習、膝蹴を当てる練習。

  今回の練習は、法形演練の中で乱捕りの練習をいかに行うかを意識して行いました。天三の形を学んだ際に、この考え方を他の練習に応用できないかを考え、少林寺拳士が苦手な下段ガード、上段ガードを加えた上で、これを移動練習に応用してみました。この練習は総合的に行っても、個々のテーマで行ったとしても防御の練習には最適ですし、また、攻者の攻撃の幅を広げることができます。乱捕りを行っていると支部長に止められる支部においても、この練習でしたらOKがでるかも(笑)

七.ウォーミングアップ乱捕り(15分位)
  30秒くらいを15ラウンドほどk行いました。途中でばてた方は自由に休息を行ってもらった。

八.殺伐・またーり別乱捕り(40分位)
  いつものとおり。殺伐組にワタさんがデビュー。またーり組は乱捕りはおこなわず、質疑応答、個人別研究を行いました。


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