(わんわん) |
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| ほとんどの方は「２ちゃんねるオフ会の常連なんて、あやしくて危険で怖いだろ！」と思われているのではないか、と筆者は推測している。 実は常連とは、むしろ安心して乱捕ができるものなのだ。 相手に応じて力・スピードを加減できるだけの技量があるから、だけではない。わざわざこういったオフ会に何度も出てくるくらいだもの。自分のエゴを抑え、相手を尊重し、共に学び成長していこうとする、この練習会の主旨・目的を、少林寺の拳士として十二分に理解している(はず)。だからこそムキにならないのだ(ホント!!)。 実際のところ、初参坐者の方からは「常連の方は，ゆっくり攻撃してくれるし、わかりやすい攻撃をしてくれるし、技を食らっても当てた瞬間に止めてくれるので安心して練習できました。愛のある攻撃ですね。」という感想を幾つもいただいている。 「参坐してみたいけどなんかこわいなー。怪我したらどうしよう」と悩んでいるあなた。安心して御参坐ください。女性、高齢の参坐者も、怪我もなく楽しんでいただいています。 さて、この題名にて私が文章を書こうと思った動機は、過去９回にお会いした初参坐者の方の中に、「熱くなりやすい」「力・スピードをセーブできない」「ポイントを取ることに集中している」といった方々を見受けたからだ。 丸廉においては，本格的な乱捕りを行う前に，ウォーミングアップ（目慣らし、体慣らし）を兼ねて中段・下段限定（掴み・投げ禁止。打撃のみ。上段の蹴りは相手と相談で可能、ただしあて止め。上段突は禁止）のルールにおいて、軽めの乱捕りを行う。その事前には必ず、「上記のルール以外にも、ラッシュ禁止、ムキにならない、相手を怪我させる危険な攻撃は禁止。力とスピードは３割程度！」と幾度と説明を行っている。 それでも中には、他支部の方と乱捕りをすると、自覚のないうちに普段以上に熱くなってしまう初参坐の方がいらっしゃって、それも (1) 顔面へ突き・足刀蹴・後蹴をシビアに狙う。 (2) 上段へ当てられた瞬間に、ムキになってラッシュしてくる。 (3) 加撃が強すぎる、スピードを加減しない。 この３つが多い。 (1)に関しては，そもそも上段突はルールで禁止にしてあるし，顔への足刀をコントロールして蹴ることができるのかな？ 廻蹴なら，寸止め，あて止めが可能でしょうけど。 (2)について、もともと攻撃した側は、振抜けるのにもかかわらず止めており、そのためにバランスが悪い状態なのに、それに対してなぜラッシュしてまで倒そうとしてしまうのかな？（食らっていることを本人が認識していないことに問題があると思う。こういった場合は，攻者が教えてあげないといけません。） そして(3)について。なぜこの練習をするかを考えてほしい。→自己申告していただきたい・愛のある攻撃 （本人が気づいていない場合は注意してあげましょうね） ……と、個人的には疑問に思ってしまう。 少林寺は自他共楽を標榜している。オフ会の出席者はあなたの修錬仲間なのだ。敵ではない。エゴ丸出しの攻撃／反撃をしていては、外道になってしまいますよ。 このウォーミングアップは毎回行っているが、「目慣らし」「体慣らし」だけではなく、本格的に乱捕りする前段階で「自分はけっこう熱くなりやすいのだな」と再チェックするための一つの機会なのではないかと考えている。 参考までに。「フルコンの人，ボクシングの人等は，相手を倒すことばかり考えていて危険だ，力をセーブとかできないだろう」と拳士の中には思い込んでいる人が多いようだけれど、私の経験上、彼らは事前に定めたルールを必ず遵守していた。そして相手の実力に応じて加減もできる。むしろ、少林寺拳士のほうが、ルールを守らない場合が多かった。→少林寺拳法とルール(格闘技と武道の違い) 確かに、実戦にルールがない以上は、護身術にも禁じ手はないけれども、乱捕という修錬方法の一つにおいて、相互了解したはずの規定も守れないようでは、たちが悪いな、一緒に稽古できないよ、と個人的には思っています。 このオフ会に参坐される方は，ホームページに書いてある諸注意をお読みになって、どうかオフ会の趣旨をしっかり理解した上でお越し下さい。楽しく良い汗をかきましょう。 こういった流れだけは，丸廉においては起こしたくない、と皆意識しております。 結手 （2002/10/08 第９回オフ２次会，わんわん，ら，会談にて）
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