トップ > 活動の記録 > 技術のページ  > 如意棒を利用した受け手の練習法

  如意棒を用いた受け手の矯正練習法です。上受・払受・内受・下受を対象としています。
  まず、ここで言う受けは、「回外と回内」で書いた前腕を生かした受けを目標としています。それを前提として進めさせていただきます。法器としての如意棒の使い方ではありません。

●如意棒の持ち方
  まず如意棒の持ち方ですが、長く持つ場合(左)と短く持つ場合(中央)があります。特に短く持つ場合の持ち方に注意してください。手の平から腕の内側へ、腕に付けるように持ちます。腕には窮屈なほど密着させる必要はありません。蛇足ですが長短の持ち替えはクルクルまわして行います。

↑守者はコチラ

←攻者はコチラ
おまけ

↑クルクル〜(一例)

●練習法
  練習方法ですが、いたって簡単です。
  • 如意棒が二本必要です。ちなみに下の写真では、片方は太鼓のバチを用いています。横にあったから…
  • 攻者は如意棒を長く持ち、守者は如意棒を短く持ちます。
  • 攻者は、
    • 上受には、振り下ろし (手刀打の代わり)
    • 払受には、水平の振り回し (横振突・横鈎突の代わり)
    • 内受には、上段突込 (上段直突の代わり)
    • 下受には、中段突込 (中段直突の代わり)
  もしうまく前腕が活きて受けれていれば、如意棒と如意棒が接触するためカチン☆と音がします。では実際に写真を用いて見ていきましょう。睨めっこして下さい。写真の配置は右の通りです。

  ※受けの写真は腕以外は見ないで下さい。撮影時まったく気にしていなかったのでかなり変です・・・(;´Д`) ゴメンヨ
如意棒
正しい
徒手
正しい
如意棒
誤り
徒手
誤り


■上受 攻者は振り下ろし。

■払受 攻者は水平の振り回し。

■内受 攻者は上段突込。

■下受 攻者は中段突込。


  特に上受と払受がわかりやすいのですが、ちゃんと前腕が生きているといい音がしますが、死んでいると如意棒が前腕に当たって痛いです。内受・下受は、直突軌道に対して横から当たるので前腕が死んでいても痛くは無いですが、当然音はしません。
  実際にぜひ一度試してみてください。攻者が如意棒を持つと同じような攻撃をしているにもかかわらず、たとえゆっくりと行っても双方の緊張感がまったく違います。よって前腕の使い方以上に学ぶものがあると思いますよ。



ちょっとテスト中の様子→
  あぁ、変な上受!! と言い訳してみる。 あっ!?攻撃も届いてない!! うん、きっと攻者の撥が短いからだ!! うんうん。音だ、音だけ聞いてくれーーー!!!
  やればわかる、やればわかるんだー、怖いんだー!!(;´Д`)

というわけで、反面教師にして皆さんはちゃんとした練習をしてくださーい。
※音が出ます。ご注意ください。

  如意棒は右の写真のように人差し指を伸ばして持ち、肘から少しはみ出るくらいの長さが良いとされます。左の棒は私の愛用品ですが、ちょうど45cmあります。90cmの樫の棒を買ってきてちょうど二本出来ました。柄の部分にはテーピングをしてあり、紐を通すための穴も開けてあります。先の方には、まだ東急ハンズのバーコードが付いていますw
  ちなみに捻りの付いた如意棒も持ってますが、傷だらけになると悲しいので普段はコチラで遊んでます。

【参考関連】如意棒のあれこれ


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