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  柔法乱捕りというのは、その設定が難しいです。一番難しい理由は「柔法」乱捕りというふうに「柔法」に限定しているからでしょう。
  柔法乱捕りは、柔法の上達を目的にやるわけですがやはり柔法を上手く使っていく為には剛法も織り交ぜていきたい、また相手の剛に対しても柔を用いていきたいなど、どうしても剛法の要素を省けません(省く時もあっていいのですが)
  この剛法の要素をどこまで加味してよいのか、加味するべきなのかが拳士間で剛法とは比べ物にならないくらい大きな差があると思われます。この差が柔法乱捕りを難しくしているのではないかと思います。
どこまで加味してよいのか?どこまで加味すべきか?

・当身を用いる気はない
・当身することを忘れてる(使おうとは思ってる)
・当身することは覚えてるから入れることは入れる
・当身は容赦なく入れる
場合によっては当身以外でも平気で使う(首・頭・指を捕る。足を払うなど。)
・当身で決着つけたる!!
・ていうか掴ませることすらさせない
・剛法のみで切り抜けるつもり満々
など

  剛法同様に柔法乱捕りにも段階的な導入を試みるなら、
@どこを捕っていってよいのか、
A剛法をどこまで入れるべきか、
B当身可能箇所の限定は行うのか、
などが要素としてあるかと思います。それぞれ結構細かく決めていくことになると思いますので、より実りある練習を行うためには、信頼できる相手じゃないとやっぱりやってけませんな。



上のような事を何も考えずov21で行った、失敗の記録で〜す。2003/08/23
だらだら書いているので、まとまりがありません。

●防具を着けてやってみた
  当身をちゃんと行えるようにしたかったので、胴などを着けてやってみました。防具は全員分そろうことは無いという事は経験的にわかっているので、防具を一箇所ずつ着けてもらうことで、一人一つは必ず着けてもらった(はず)。ある人は胴、ある人は金カップ、ある人は面という形に。まぁある人は「腹筋に自身があるから胴は自前で」という痛い香具師もいましたが。普段の柔法稽古ではどうも当身がついでにやってる、決められているからやっているという感じなので、当身をボコンッ入れてほしかったのでやりました。少林寺の公式フェイスガードは、剛法の時に留まらず柔法の当身の練習のためにもよいと思うので、買った人は柔法でも使って下さい。
  結果としては、防具を着けていても当身は忘れがちであること。であとに助言をいただいたのですが、防具着けててそこにボコンというほどの当身をもらってまだ掴んでいるのは、ショウリンジャーだけじゃないのかと、、、そうかもしれない。ていうかそうだ(;´Д`) 

  つい先日とある先生が、「当身にもいろいろあって、相手を仰け反らせる目的の当身もあるし、相手を沈黙させてしまうための当身もある」とおっしゃっていた。
  仰け反らせるための当身としては、当てない程度の目打ちやかする程度の中段突、沈黙させる当身は…想像にお任せします。私はなるほどなるほどと思ったわけですが、その先生曰く、「せっかく掴んできてくれたんだから逆を捕りたい」らしいので、相手が離さないまでも相手に虚を作らせるような当身をする、らしい。
  でもなー、ショウリンジャーは「どうせこの目打ちなんて当ててこないだろ」とか温い考えでやってる場合が、て当てないて知ってるから当身が活きないんだよな〜…当てしまえよっ!!!

課題:当身を活かす方法を考えよう



●竜王拳だけで行った
  これは単に柔法乱捕りを全体でやったことはあまり回がないので龍華拳はとりあえず禁止しただけです。オフ会はまったく初めて向かい合う人もいるので、ムキになって逆をがんばってと捕る人もいるやもしれん、ということで時間もないし、今回は竜王拳だけでいいや〜とい単純な理由です。部の常連通しが逆を取り合ってた気もしますが、ゴラァ( ゜Д゜)止めれ!! 全員が始めたらどうするんじゃ!! 首座の指示には従え!! 反省しろよ(^_^;
  要するに剛法同様の、段階的導入のひとつですね。そんだけ

●攻撃の練習もやっておいた
  柔法の練習では、攻者は腕を捕った後、引く・押すなどアクションが加わるわけですが、そのなかには、ハンマー投げや腕逆捕のように技術を伴うものがいくつかあります。これらはあま練習されていない、私自身もしっかりやったことがなかったので、初期の時間帯にこの二つ(ハンマー投げと腕逆捕)のための練習時間を設けました。私自身大変よかったです(^_^;
   



●掛稽古
言った点
@ムキにならないこと
Aゆっくり攻撃。愛のある攻撃を!!
B法形を意識すること。
C相手誘導すること。誘う。
D肩タッチ三回で失敗


@ムキにならないこと
  剛法柔法ともに基本でしょう。稽古の目的を忘れてしまいますし危険(ンケキ)です。平常心を保てるよう日々から意識すべきです。
  ムキになってる相手との稽古も必要だというご意見もあるとは思いますが、それはまたそのような機会を別個にでも設けるべきです。目的が違うからです。バーサーカーみたいな人と対峙する経験はもちろん必要でしょう。それは家に帰ってかーちゃんとでもやってください。ザク
Aゆっくり攻撃。愛のある攻撃を!!
  これも目的をよくわかっていれば当然な話です。たとえば相手が級拳士であれば攻撃の強度を相手のレベルに合わせていくべきでしょう。上手な拳士にあえて強めの攻撃をすることも愛のある攻撃ともいえますが、意地悪にならないようにしてくださいね。

B法形を意識すること。
  基本的に今回はゆっくり攻撃をしてもらっていました。だから意地悪はないとして、まず法形を意識した模範的と思える形での対処をお願いしました。

C相手誘導すること。誘う。
  攻撃してくる相手に「どこでも掴んで来い!!」というのは話としては美しいのですが、現実的には賢くないので守者はある程度の誘導を行ってもらうようにしました。攻者にもあまり意地悪せずに今回はよっぽどなんもなければ、それに乗ってあげてもらうようにしました。誘導を意識しない練習は、少林寺の稽古では、なにか理解していないような気がするので必ず入れてもらうようにしました。(詳しくはそのうちageます→少林寺拳法の基本事項3)
D肩タッチ三回で失敗
  攻者が掴んできて、引く・押すなどしてくるのはいいのですが、そこでおしまいというのも変です。守者があまり考えすぎるようなら、愛を持って「肩を平手で3回タッチ」してもらうようにしました。肩に三回も触れられたということは、もう殴られてるということです。相手のレベルに合わせることも必要ですが、運用の要素をなくしてしまうことは稽古の質を著しく下げてしまうと思いましたので、緊張感を持たせるため時限要素を加えました。これはとても有効な手段ですから、他でも試してみてください。



●あえて、掛稽古→複合法形→柔法乱捕り、でやりました
  これは私の趣味の問題でした。複合法形演練でも書きましたが、法形と乱捕りのつなぎの一つであることを少しやりたかったのです。今回のメインは複合法形演練の紹介でした。普段法形はしっかり練習しているが運用の要素はあまり練習していないという前提で、まず運用の要素がある掛稽古を行い、その運用練習の難しさと必要性を実感してから、法形と乱捕りつなぎとなる複合法形を行おうと考えたからです。
  段階的な導入には、技術的な面の考慮だけではいけないと思っていましたので、今回のこのようなやり方がよかったのかはまだわかりませんが、試させていただきました。

●その他
仕切りなおしをちゃんとすることが大切。全員がちゃんとそのことを意識すること。柔法では剛法以上にグチャグチャになりやすい。
爪は切ってきましょう。



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