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なぜこのような練習法を考えよう、研究しようと思ったのか
 私は受身が大好きなんです。少林寺拳法の技法の中で一番実用的な技なんじゃないかと思ってます。誰も傷つけることなく我が身を守ることが出来る…まさに少林寺拳法の教えにそった技ではないですか!素晴らしきかな受身!!

 ところがですね〜私は道院で少年部の指導を担当することが多いのですが…受身の出来ない子が非常に多いんですね。で,何故出来ないのかを考えてみると,受身っていうのは出来る人はすぐ出来てしまうけど出来ない人は中々出来ないようでして,出来る人は出来ない人が「何故出来ないのか」が分からないのでイマイチ体系的な指導が出来てないようなんです。
  手の着き方や足の着き方や体の着き方など,出来る人にとっては自然で当たり前の動きですから「ここに手をついて頭をこうしてこっちに回転すれば…」というように説明しますが,出来ない人にとってはその動きは意味不明で複雑怪奇で説明されても何がどうなってるのか全く理解出来ない。結果として
「なんとなく転がればいいや」で間違ったやり方で憶えてしまい,それを繰り返すからますます正しい受身が出来なくなる…という悪循環に陥ってるようなんです。

  これではイカンと。出来ないならば出来るよに指導するのが指導者の務め。私も受身はすぐ出来てしまった方なので「どう指導すればよいか?」には結構悩みましたが,結局は「受身とはどういう動きか?」を解析し,「出来る人はどういうやり方をしてるからできるのか?」を考え、「出来ない人はどの部分が出来ないから受身が出来ないのか?」を明らかにし,「その出来ない動きを出来るようにするにはどうすれば良いか?」という筋道を辿ることにより何とか受身を指導することが出来るようになりました。特にこの「大車輪受身練習法」は道場で実際にやってみて子供達にも人気の練習法ですので,よろしかったらお試しいただければと思います。(述ビスキュイ)

 I.前受身・後受身
コロコロパンダちゃん受身練習

前受身・後受身で大切なのは「縦回転」です。まずは後受身から始めましょう。

 II.大車輪
ビス式大車輪練習法
子供が一度間違えて覚えると大変な受身ですね。側転と大車輪の違いが分かりますか?

 III.横転より起上り
ビス式横転より起上り練習法

出来る人にはなぜ出来ないのかがわからない。どうやって教えればよいのでしょうか。

 IV.飛受身
茨城式飛受身習得法

前受身と大車輪がちゃんとできないとなかなか身につきませんね。

V.背負投より空中転回
背負投から空中転回
コントロールを失わずに跳ねて着地。そう、猫のように。




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