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総合首座:615期生
- 三級科目法形「流水蹴」からの乱捕り稽古の提案をします。
- 支部で実験済み。すぐ効果があります。怖くないけど楽しめる、支部に帰ってすぐできる、なんせ元は三級の法形。
- でもやってみるとそれはむずい。シンプルだけどむずかしい。
- なるほど少林寺拳法。
- 白帯・級拳士、女性拳士、乱捕り経験少なめ拳士にどのように、乱捕り稽古を導入したらいいのかわからない人々へ。
- 乱捕り稽古をする目的。それは自分で経験することです。自分は何ができるのか、できないのか。
掲示板ov42
アンケートov42 |
私は「流水蹴」を利用して、白帯・女性・乱捕り初心者が気軽に、そして恐怖を感じずに行える乱捕りを提案します。
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【本日のポイント】
(1) 流水蹴、前後の意味を知ると共に、法形に多様な形(系数)があることを再確認する。
(2) 体裁き(今回は流水)だけでどれだけ攻撃をかわせるのか、経験する!! (知るのではなく経験する)
(3) 自分に都合のよい間合いとは何だろう!? あわせて占位についても考える。
(4) 乱捕り稽古において、相手によって変えるもの、変えないもの。
【本日もポイント】
(1) 攻撃は真面目に!! ちゃんと上段突をしよう!! (cf. 守主攻従の技術体系を支えるもの)
(2) 相手をどんどん変えよう!! |
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【練習順序】
a) まずはしっかりと法形演練(攻守・前後・左右共に)
b1) 流水蹴からの運用1
・ 攻者は左中段構固定、これより直突。順突・逆突は自由。
b2) 流水蹴からの運用2
・ 攻者は中段構左右は自由、これより直突。順突・逆突は自由。
c) 「少林寺拳法の守法」 体裁き(今回は流水)だけでどれだけ攻撃をかわせるのか。
d) 間合いと占位。足を使う。
e) 最後にもう一度、『普通の』法形演練をする。(流水蹴)
【練習法】
a) まずはしっかりと法形演練(攻守・前後・左右共に)
今回のテーマは流水蹴からの乱捕りへの発展ですので、先ずは元となる法形がまずいとよろしくありません。
実際のお話
見ていると一部を除いてちゃんとに流水蹴の稽古をしていました。全体的に気になる点は、
- 間合いが近い。
- それに伴って足が止まってる。(その場で突と流水)
という組がいくらか見受けられました。私はこれを見てニヤニヤしました。(・∀・)ニヤニヤ |
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b1) 流水蹴からの運用1
● 流水蹴、「前」と「後」のウンチク
流水蹴は三級で習う「初歩的」と侮られがちな法形です。流水蹴は科目表を見ると(前・後)とあるように、数少ない複数パターンが広く認知されている法形です。さて、この前後の使い分けは何に由来するのか。ポイントは「裏」です。
たぶん、開構の時は後ろ流水・対構えの時は前流水でやっているのが普通だと思いますが…すいません、この前提で読んで下さいm(_ _)m(聞いてみました)
なぜ開構で前流水、対構で後ろ流水をしないのでしょうか。四つとも見ていきましょう。 |
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なぜ、開構-後(左上)と対構-前(右下)が練習されているかお分かりいただけますか?
まずはせっかくだから考えてくださいな。マウスカーソルを上の図に合わせるとヒント出ますゆえ。
開構-後(左上)と対構-前(右下)それは、相手の裏に入るということです。
- 対構-後(左下)は後ろ流水をしても相手の突軌道から外れることはなかなか困難です。
- 開構-前(右上)は突軌道自体は結構避けられるのですが、相手の順手が目の前にあります。
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実際やってみるとよくわかります。対構-後と開構-前はかなり危険です。こんなわけで、(攻者逆突と決めた場合)開構-後(左上)と対構-前(右下)が練習されているのです。ここまでは、あくまでセオリーの話です。実際の話はまた別です。
さて「裏に入る!!」「裏を取る!!」 これを意識して、少し運用の要素を加えます。
・ 攻者は左中段構固定、これより直突。順突・逆突は自由。
・ 守者は構えは自由。相手の裏を意識して、流水受→蹴
順突・逆突どちらがきても、裏を意識して流水を行います。順突が来た時は下の図のように、上と
同様「裏を取れるように流水」を行います。練習初期は、蹴り返すことにあまり意識を向けなくても構いません。先ずしっかりと裏を取れるように流水受をします。反撃ができる余裕(気持ち・体勢など)がある時に蹴り返す程度で私はいいと思います。まずは攻撃をもらわないことから始めましょう。 |
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b2) 流水蹴からの運用2
・ 攻者は中段構左右は自由、これより直突。順突・逆突も自由。
・ 守者は相手の裏を意識して、流水受→蹴 |
少し難しくします。攻者の構えを右前・左前を自由にします。適当にスイッチしてください。
こんな簡単なことでもまた一層難しくなります。守者の内容は変わりません。裏を取って蹴返し。蹴返しは余裕があればする程度でかまいません。
実際のお話
実際にやってみればわかりますが、きっちり裏を取るというのは結構難しいのです。相手が順突・逆突どちらかわからない場合(b1)、さらに攻者が右前・左前と構えを入替えて順逆で攻撃されると、どんどん裏を取ることは困難になってきます。経験的に、また今回見ていたところ大体裏を取れるのは3-4割程度だと思います。
3-4割り程度で護身と言えるでしょうか。10回中7回も殴られたら堪りません。では流水蹴という法形は、不完全なのか!?
さらには少林寺拳法て???
前者については、ここで説明します。法形とはそれぞれに目的・テーマがあります。流水蹴の主な目的は流水受を学ぶことです。法形稽古はあえて限定させているのです、攻守共に。ですから別に流水蹴という法形を悲観する必要はありません。
ちなみに今回は、「技」の練習をしているのではなく、「術」の練習をしています。運用を学ぶ上で出来ること・出来ないことを知ることが大切です。勝負ではなく稽古だからこれでよいのです。
※「あぁそうなんだ、裏を取れるのは3-4割なんだ」と知識を得ることには意味がほとんどありません。自分で実際にやってみないとダメです。言われてるより自分は流水成功率が高い、いや言われてるよりも自分は出来てない。自分の練度・得手不得手を実際に試しましょう。拳法の稽古では自分が何ができるのか、出来ないのか。これを身をもって知らなくてはいけません。
※イチローですら四割いくかいかないかなんです。アマチュアごときが10割いけるならイチロー失業します。そもそもここで10割を達成されると私の話が続きませんw |
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c) 「少林寺拳法の守法」 体裁き(今回は流水)だけでどれだけかわせるのか。
今回は流水蹴から進めているので、攻者の直突に対して流水受を用いて対処しています。しかし上記の通り半分の突すら対処が難しいと言うのが現実だと思います。まず一つ、これじゃ厳しいと言うことを体験しました。今日は流水蹴からの運用法を行っているわけなので、あまり元の形にはこだわりません。
流水蹴では相手の攻撃を流水受のみでかわしましたが、少林寺拳法では体裁き以外にも様々な守り方がありますね。大まかにあげてみると、
- 体裁き(振身):流水、引身、反身など上半身を振身により守る。←ここまで用いてきた
- 運歩 転身:横転身、反転身・逆転身・千鳥など運歩を使って守る。
- 受:内受、下受、払受、上受など腕を使って守る。
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このように、流水受と言うものは一つの方法に過ぎないことがわかります。実際の運用の場ではこれら三つを合わせて用いればよいのです。上の段階では、一つだけでは実際に難しいということを実際に体験していただくために、たま流水蹴からの話を発展させるために行いました。
ここの段階では、流水受に併せて受け手も用いてよいとしました。
・ 攻者は中段構左右は自由、これより直突。順突・逆突も自由。
・ 守者は相手の裏を意識して、流水受・受け手→蹴 |
実際のお話
受け手を付けるだけでもかなり守りの成功率が上がります。a)の段階で、「一部を除いてちゃんとに流水蹴の稽古をしていました」と書きましたが、これはすでにa)の段階で既に受け手や運歩を用いている組が何組かあったのです。
流水受で3-4割、受け手を付けることで6-7割!? 運歩もつけると…単純に足し算で割合を言うことは乱暴ですが、このように様々な方法を併せて、より確実な守りを得る事は理にかなっています。特に運用の場では、自然とこういった併せた守りが出来るように普段から意識することが大切ではないでしょうか。
併せれば守りやすい!!というのはやらなくても分かることですが、こういう段階をはっしょってはいけません。一度は自分でやりましょう。三つの内一つだけでやる場合、二つだけでやる場合、三つとも合わせる場合、それぞれ体験してみてください。 |
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流水蹴がなぜ最初の法形なのかなと考えてみると、それは守りが「流水受だけ」だからではないかなと考えました。ここでやった「受け手を付けてもよい」とした場合、後ろ流水に上受を付けるともう上受蹴です。また前流水で内受を付けると内受突にも似ています。上受蹴、内受突もまた三級の科目ではありますが、これらは「受け手」と「体裁き」を併せて行います。それゆえ見習い拳士は二つ守りをしなければならずこれは最初難しいものです。ですからまず「体裁きだけ」の流水蹴が、科目表・三級科目の最初の技として配置されているのではないかと!?
と私は考えるのです。
上で「法形にはそれぞれ目的・テーマがある」と書きましたが、このように見れば流水蹴の目的・テーマ、また流水蹴は不完全なのか!?
という問い、これらの一つの解が見えてくるのではないでしょうか。
ついでに書くと二級科目を見ると、「運歩だけ」の転身蹴が最初の科目に配置してあります。ここにもまた科目表の巧妙さを感じずにはいられません(私は)。
※私は自分に自信がない、つまり自分を信じません。「こんな法形使えないよー」「こんなシチュエーションありえないよ」という愚痴をよく聞きますが、むしろ私はこれらの意見に対して疑問です。先人100万人が生み出して修練してきた法形です。きっと自分が知らない気がついていない目的・テーマがあるのではないかと、私はまず考えます。先人てそんなにアホなのか?
自分は100万人の先人を超越してるのか!? 私にはそんな自信無いですね、えぇ。
「こんなシチュエーションありえないよ、頭使えよ」と否定的な方向もよいですが、なんでこの段階にこんな法形持ってきたんだろう!?
と肯定的に頭使うことも大切だと思われます。こういう場合、法形単体ではなく、その週の基本技術や前後の週の法形をみればヒントがあることがあります。
※ここで詳しく書きませんが「なんでこの技こんなにやりにくいの」なんて私はもう悩みません。法形はただの練習問題なのかも〜
d) 間合いと占位を加える
上で、体裁き(振身)・受け手・運歩という三つの守り方を出しましたが、もう二つ。間合いと占位です。ここでは守るよりももっと前の話、有利な位置で構えると言うことがテーマです。よりよい位置で構えるためには、、、足を使って動かねばなりません。aの段階で「それに伴って足が止まってる。(その場で突と流水)」と書きましたが、これは実際に他の法形でも多いのです。入門直後の拳士には多いのですが、運歩せずに攻者が突を出している場合があります。この場合もともと間合いが近いわけですが、
●間合いの感覚は誰にでもちゃんとある〜ちなみに乱捕りしてない人は間合いの感覚がとても貧しいです
まず間合いから。そもそも自分に間合いの感覚なんてあるのか!? と見習い拳士は疑問を感じます(たぶん。私は感じていた)。漫画みたいに「おまいの間合いは見切った!!」なんて言える日が来るのか!? と考えていました。でも「間合いの感覚」は必ず誰にでもあります!!
ほんとか!? と思ったら以下のことを試して見ましょう。
動画を撮ってくるのを忘れたのこれで勘弁してください。五枚の画像でそれぞれ二人の距離が縮まっていくわけですが、自分が左の人だと思ってください。これも実際にやってみれば本当によくわかるのですが、(1/5)くらいの距離であれば特に恐怖は感じないんです。間合いを一歩一歩とつめていくと、棒を構えられた側は段々気持ちの悪い思いがしてきます。そして(5/5)くらいの間合いまで近づくと誰でも顔を背けたり一歩下がったりします。(ちなみにこれの元ネタはe-研で教えていただきました!!)
遠い時は怖くないのに、近づいてくると怖くなってくる。これが「間合いの感覚」の基礎です。目の前まで来て怖がらない人がいるでしょうか。誰でも怖がります。つまり「誰でも間合いの感覚というのはある」のです。漫画で言う「間合いを見切った」とは、この間合いの感覚がより緻密で測れることを言うのではないかと思います。最初はメートル単位で怖い・怖くないが変わったものが、乱捕り稽古をしていると、どんどん繊細になっていきます。
これは単に「あなたにもちゃんと間合いの感覚と言うのは備わっているのですよ」という確認です。なお棒を持たせいてるのは、恐怖をより強くして感じやすくさせるためです。道場でしたら、傘でもなんでもいいとおもいます、怖ければ。 |
白帯にこの流水蹴からの運用稽古をすると、上にも書きましたが運歩が貧しい攻防が頻繁に見られました。またこれを原因としてうまく裏を取ることが出来ない方が多かったのです。そこで私は占位と間合いに注目しました。
蹴はほどほど、まずは護ることをしっかりとしていただきたいのですが、より確実なのは三つの護り方を併せるよりもさらに前段階、構え合った段階で何か対処することです。つまり、攻者の突に対して、体裁き・運歩・受という対処は「突が出てから」が基本です、つまり後の対処です。しかしもっとできることがあります。それは「突が出る前」に行えることがあります。それが間合い・占位です。
間合いですが、要するに攻撃もらわない!!ということを考えれば、遠ければ遠いほどよいです。ええ、そうですとも、攻者が寄って来たなら寄った分だけ下がっちまえば安全です。。。まま、しかしこれはほどほどにしないと練習できなくなります。もし下がり続けるのであれば、反撃しないつもりであれば、逃げる気ならばおそらく多くの場合は後ろ向いて走ったほうが有効です。もし拳法の稽古がしたいなら、安全かつ反撃できる間合いを模索しましょう。そして自分がしたいこと(護りたい攻撃したい、反撃の方法etc)に都合のいい占位も模索しましょう。
実際のお話
だいぶ傍目から乱捕りチックに見えます。どの程度うまくやってるかは知りませんがw
守者が運歩で間合い・占位を調節し始めると、攻者もそれに併せて間合いと占位を取り始めます。攻撃する側が真剣に攻撃するように言い続ければこうなります。しかし守者の側はだいぶ受けに頼って裏に入るということは忘れてきているように思えました。守者にもテーマを言い続ける必要があるようです。
しかし足を使って動くようになりましたので、これで良しとしました。 |
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このように攻撃の前後で様々な方法を用いて対処するべきですね。さて、冒頭で挙げた「本日のポイント」ですが、
(1) 流水蹴、前後の意味を知ると共に、法形に多様な形(系数)があることを再確認する。
(2) 体裁き(今回は流水)だけでどれだけ攻撃をかわせるのか、経験する!! (知るのではなく経験する)
(3) 自分に都合のよい間合いとは何だろう!? あわせて占位についても考える。
(4) 乱捕り稽古において、相手によって変えるもの、変えないもの。
おそらく(1)-(3)は大体言わんとした事が分かって頂けたのではないかと思います。では最後の(4)はどうでしょうか。
乱捕り稽古をすると、セオリー通りには行かないことに沢山直面します。そのためその場に応じて柔軟に対応を帰る必要があります。これはとても大切なことです。これこそが運用法と言われる所以でしょうか。しかしある程度乱捕りに慣れてくると変えなくてもよいものが出てきます。それはスタイルとなって自分の体に染み付くものです。例えば攻者が左右順逆、攻撃方法を変えても守者側が常に一定の返し方をしている人が今回も数名いたました。何も変えません。それゆえ迷わないので反撃の成功率も高いのです。こういう人は、今回の上段直突、左右順逆に対して、
- (以前から)得意なスタイルを持っていた
- (その場で)対処法を決めた
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のいずれかでしょう。これらは共に「戦術組成」と言われるものの一部です。練習の段階では不得意な、また不利な対処法も試してみるべきですが、回数を重ねているものは早々にこのような段階に入っていきます。今回いた反撃を固定していた人はおそらくこの段階の人たちです。
このように乱捕り稽古の中には、「変えるもの変えないもの」が内在しています。これらのさじ加減は他人から教えを受けるにはあまりにも難しく、経験を通して学ぶべきものでしょう。自分が出来ること、出来ないことがわからなければ自分のスタイルと言うものはわかりません。出来ることが分かったからこそ戦術組成も出来るようになりますし、出来ないことが分かったからこそ基本や法形にフィードバックするのではないでしょうか。
e) 最後にもう一度、『普通の』法形演練をする。(流水蹴)
せっかくなので最後に普通の(?)流水蹴をします。きっとなにかがa)と変わっています。
しかしここでの変化はきっと来週には戻っていますw だから身に付くまでは定期的に乱捕り稽古をするべきなのです。
各項の目的
a) まずはしっかりと法形演練
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流水蹴考 |
法形から運用法
何が出来て何が出来ないのか。 |
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b1) 流水蹴からの運用1
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初歩的な運用法1 |
b2) 流水蹴からの運用2 |
初歩的な運用法2 |
少林寺拳法の守り方 |
c) 「少林寺拳法の守法」
体裁き(今回は流水)だけでどれだけ攻撃をかわせるのか。 |
法形にはテーマがある。
守り方には色々ある。 |
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d) 間合いと占位。足を使う。 |
間合いの感覚は誰にでもある。
先に対処 |
e) 最後にもう一度、『普通の』法形演練 |
aと違いがあれば大成功 |
いつもこれがしたい |
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その他の注意点
- 守者側は待蹴はしないようにしましょう。一対処としては正しいのですが、練習の目的が変わってしまいます。
- 攻者がフェイントを入れるとグッと難しくなります。が、意地悪過ぎるフェイントはオススメしません。
- 直突だけでなく攻撃のバリエーションを増やしてみるのもいいでしょう。
- 流水蹴は「裏を取る」ことがポイントだと書きましたが、内に入ってしまうことが、ダメという意味ではありません。
掲示板より大切な書き込み
- 223 名前: Coma 投稿日: 2005/05/22(日) 01:54:44
- (前略)
さて、せっかく久しぶりに丸廉に参加させて頂いたので、本日の稽古で、ちょっとだけ気づいた点を申し上げます。
(飲みの席で、Syamiさんや615期生さんにはお話しましたが。)
本日の前半は、攻者がランダムで左右の突きをして、守者が流水蹴を行うというものでした。僕が攻者の時に気づいたのですが、守者の方が「左右どっちの突きが来ると予測しているか」が分かってしまうことが多かったように思います。僕がその逆を突くと、だいたいの確率で突きが当たってしまっておりました。
具体的に言うと、守者の方の体重が前寄りの時は、後ろに下がろうという気配が読めるため、(左前同士だとしたら)逆突を突くと、避け切れずに入ってしまうのです。
これは、単独での法形演練の弊害と申しましょうか、相手が上段逆突を突いてくると分かっていて初めて、きちんと流水蹴なり内受突なりをできるという練習を多くしているせいで、常に左右どちらかにしか動けない体勢をとってしまっているように思えました。
このような弊害を防ぐためにも、本日のような複合法形の練習は非常に有効で、左右ランダムの攻撃にも対応できる体勢を整えるのは大事かなと思いました。
- 224 名前: ビスキュイ 投稿日: 2005/05/22(日) 07:34:53
- (前略)
>Comaさん
さすがによくお分かりですね〜。ただ聞くところによるとあのような法形同士を組み合わせての訓練はそもそも少林寺拳法では普通に行われていたのだそうですよ。いつの間にか知らない人も増えてきてしまったそうですが。確かに2段〜5段試験の組演武でも「○○もしくは××」という表記で相手の態勢に応じて変化を行うよう指示されてる部分があるんですよね〜。色々組み合わせて試してみると楽しいね♪
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多すぎますなw
プロトコール
テーマ:「乱捕り稽古」ドーン
首座:615期生
基本首座:ビスキュイ
今回のテーマは、乱捕り稽古。丸廉のテーマとしてはあまりにも基本です。しかし私は変わりモノよりこういった普通が好きです。
胴の持参してください。半数近くあれば足りますが、極力お願いします。
参考「チェンジ胴」
ご質問等は掲示板で!!
〜09:55 |
基本・鎮魂 |
基本の時間 |
〜10:40 |
「テーマ」:法形からの乱捕り稽古 |
乱捕りの時間 |
〜11:20 |
「いつもの乱捕り稽古の時間」:自分で試す、経験する時間。
クラス分けあり、要望があればその他も可(ex . ローカット知りたい) |
〜11:45 |
おまけ「不公平な乱捕り」:つまり我々はこれ。 |
「テーマ」の説明。
- 三級科目法形「流水蹴」からの乱捕り稽古の提案をします。
- 支部で実験済み。すぐ効果があります。怖くないけど楽しめる、支部に帰ってすぐできる、なんせ元は三級の法形。
- でもやってみるとそれはむずい。シンプルだけどむずかしい。
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おそらく上に行くほど返答が確実です.
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