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◆少林寺拳法の沿革
  少林寺拳法は古代インドに起こった印度拳法に源を発します。今から1500年前、釈尊の正しい教えを伝えるためにインドより渡来し、現在の河南省崇山少林寺に留まられた達磨によって中国の地に伝えられ、仏弟子の修行法の一つとして発達をとげました。
  1928年(昭3)、開祖は特務機関員として中国に渡り、義和団事件以来地下に潜行していた各派の達人より秘技を習得しました。開祖は、終戦後1946年(昭21)夏に帰国しました。
  1947年(昭22)、開祖 宗道臣そうどうしん(1911-1980)が創始。当時、敗戦による混乱から秩序はすたれ、不正と暴力がまかり通っていました。宗道臣は、中国で学んだ拳技をもとに、自らの理論による独自の拳法を編み出し、「少林寺拳法」と命名。これを人づくりの手段として、「自己確立」と「自他共楽」の教えを説きました。 


◆開創の動機と目的
  第二次世界大戦で日本が敗れた当時開祖は敗戦国の悲惨さとそこに住む日本人の心があまりにも荒んでいる事に大きな衝撃を受けました。強者にはこびへつらい、弱者をいじめる或いは見殺しにする場面を沢山見てきました。自分さえ良ければ他人はどうなってもかまわないという世相の中で「何とかしなければ日本は駄目になる」と、開祖は深く憂慮しました。中国で学んだ武術に開祖独自の工夫を加え今日の少林寺拳法を作り、勇気・慈悲心・正義感そして行動力のある人間を一人でも多く作り、日本を建て直してゆこうと決意したことによります。


◆人づくりのための「行」である
 「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」……これが少林寺拳法の理念を表した開祖宗道臣の言葉です。技術を身につけることで、イヤなものはイヤと言える自信 と勇気を手に入れ、なおかつ、人と人とが協力し合うことの楽しさと大切さを学ぶことに修練の目的があります。 


◆護身の技術である
  少林寺拳法は、剛法・柔法・整法の三鼎三法二十五系より成り立っています。突き・蹴り主体の「剛法」、抜き・投・固めなどが主体の「柔法」、そして整経・整骨・活法などからなる「整法」。その技法は守りと反撃を主体とする護身と活人の技術です。
 そしてその技術は体格の大きさや力の強さに頼らずとも相手を制することができるよう合理的構成がなされています。これらの技術は不正な攻撃から身を守る技術です。少林寺拳法が「不殺活人の拳」であり、「不活殺人の拳」ではないといわれる所以なのです。
 「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という言葉もこの本質に由来するものです。


◆組織と普及状況
 少林寺拳法の関係団体には、少林寺拳法の普及を通じて社会に寄与する「財団法人少林寺拳法連盟」のほかに、宗道臣が提唱した金剛禅の教えを広め、門信徒を教化育成するための「宗教法人金剛禅総本山少林寺」、少林寺拳法の指導者を養成するための「学校法人禅林学園/専門学校禅林学園」、そして「少林寺拳法世界連合(WSKO)」があります。
 ちなみに、少林寺拳法連盟の登録会員は150万人を数え国内最大規模です。また、海外29か国にも普及し、WSKOによって各地区講習会や4年に一度の国際大会なども開催されています。 


少林寺拳法とは?-2- もうちょっと詳しく
少林寺拳法の哲理

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